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駄菓子屋で買えるカップ麺「ブタメン」はなぜ生まれたか? 幻の生麺タイプや「焼そば」の存在も(2/5 ページ)

開発担当者が本場九州のとんこつラーメンを片っ端から食べて、作り上げた味。

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「当たり」はなぜ無くなった?

――昔はあった「当たり」(買ったお店でもう1つもらえる)が無くなったのはなぜでしょうか?

諸岡 駄菓子屋さんから、コンビニやスーパーさんへと売り場が移行して、その場で食べてもらう機会が減ったことからです。ただ「当たり」を別の形で提供できないかと、プレゼントキャンペーンに移行しました。プレゼントはブタメンのオリジナル感を出すように工夫しています。


現在キャンペーン中のブタメンオリジナル「ナノブロック」

過去のキャンペーン景品、ブタメンのチェキ「ブタチェキ」

――ブタメンを子どもへ提供するにあたって守っていることはありますか?

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安澤 しょうもないですけれども、「豚(とん)でもないウマさ」とか、「ウマいでしょうゆ」とか、ダジャレを必ず毎回入れます。お子さんが「何か言ってるわ」とでも思ってくれたらと。


カップに「豚でもないウマさ」とある

――ダジャレを考えるんですか?

安澤 「面白くない」とか言われながらも(笑)、大人たちが頭をひねって、ダジャレを考えています。

――その会議、参加したくないけど遠巻きに見たいですね。


ダジャレも考える安澤さん

「少しでも面白いと思ってほしい」という裏ぶた

コロコロコミックで連載された「とことんブタメン(土田しんのすけ)」。ブタメンのキャラと男の子との日常を描くギャグ漫画

「タン塩味」誕生のひみつ

――ブタメンにはいろいろな種類がありますが、売れている順番はどうですか?

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安澤 2019年6月現在に人気の順番は、とんこつ、しょうゆ、タン塩、カレーです。


左から、人気の順番

――え、タン塩が3番目なんですか? そもそも「タン塩味」ってトリッキーですよね?

諸岡 「塩ラーメン」がなかったこともあり、塩ラーメンに牛肉の旨味と風味をプラスしてタン塩味が誕生しました。

安澤 当初は期間限定での販売予定でしたが、「やめないで」「また売って」とお声もいただいて、継続販売することになったんです。


期間限定商品からのレギュラー抜擢

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