「家事・育児の分担」で何度も衝突してきた夫婦 うまくいくようになった方法描いた漫画に「目からウロコ」「タメになる」
具体的に頼むこと、ゴールを明確にしてやり方を任せること。
夫も妻もそれぞれ家事も育児もできるのに、分担しようとすると衝突してしまう……そんな状況を発想の転換で解決できた経験を描いた漫画が目からウロコと話題です。
作者の描き子(@kaqico)さんには子どもが1人おり、夫と共働き。2人とも家事・育児はできるものの、やるタイミング、やり方などが違うため、家事や育児の分担で何度も衝突してきたといいます。
夫は頼めば家事をやってくれるのですが、描き子さんとしては、2人が同じ目線ではなく「自分が家事・育児の責任者として夫に指示を出し、夫はヒラ社員のように振られた作業をする」ように感じられる状況が不満。「2人とも家事・育児の責任者となって、やるべきことをくみ取って動く」のが理想ですが、それは無理であるとも思っていました。
例えば、描き子さんはホコリがたまる前に掃除しようと思いますが、夫は汚れたら掃除するという考え。こんなふうに必要な家事の基準が違うため、今やるべきことを同じように認識するのが難しく、かといって相手に合わせようとするとストレスがたまってしまいます。
そこで描き子さんが決めたのは「一連の作業をまるごと任せる」「ゴールを明確にしてやり方は任せる」こと。「毎日の朝ごはんを7時までに準備。メニューは目玉焼きとトースト」「週に1回水回りを掃除。ネットを取り替えて蛇口と排水溝をピカピカに」というように具体的にお願いすると、びっくりするくらい分担がうまくいったのだとか。
がっつり頼むことで描き子さんは自然と「マジ絶大感謝」という気持ちになり、夫も任された家事を効率化するなどノリノリになって、さらに頼んでないこともやってくれるように。自分自身、末端の単純作業だけ任されると面倒に思うのに、まとまった作業を任されるとむしろやる気が出てさっさと動けることもある――そんな気付きを描き子さんは述べています。
家事や育児で衝突するのは、やってほしいタイミングでやってくれないことややり方の違いが原因なこともあるでしょう。「どんな方法でも最終的に目標が達成できればいい」と発想を転換し、ゴールを明確にしてやり方を任せるという方法が取れれば、お互いストレスをためずに家事を分担して結果を出せそうですね。
この漫画の読者からは「目からウロコでした!!」「『掃除して』などの大雑把な伝達はケンカのもとになりかねないので、伝えることは細い事まできちんと伝えることが家庭生活及び日常生活にとって大切」「ある程度の裁量を与えることでモチベーションが喚起されるくだり、すべてのマネージメント層に共有したい…」など共感のコメントが寄せられています。
画像提供:描き子(@kaqico)さん
関連記事
【漫画】いつも靴下が裏返しな夫 「たたんであげてるのに感謝されない」イライラが解消された話が人間関係の参考になる
私の当り前はあの人の当り前ではない。「妻の指示が完璧すぎる」 Excelで家事の方法を共有・分担する夫婦の業務めいた徹底ぶりに感心の声
共通認識を持って家事を分担するためのExcelシート。家事は「誰がやるか」より「手の空いた人がやる」ことが大事―― 家事の分担のありかた描く漫画が議論呼ぶ
共感の声も異論もありますが、結局のところ夫婦間の意思疎通が一番大切。家事もこなす夫に「結婚して損ばっかりでごめんね」、返ってきた一言は 新婚生活のエッセイ漫画に共感の声
Twitterで人気のエッセイ漫画家・kusaoさんの「なんでもない絵日記」が話題に。パートナーの家事に不備があったらどう指摘する? 人付き合いでの「言い回し」の大切さを説く漫画に注目集まる
「洗い残しがあったよ」とシンプルに伝えるか、「なんでちゃんとできないの!?」と問うか、ささいなことでも言いかた1つで印象は変わるものですね。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.