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「ステーキけん」を事業譲渡 「ロードサイドのハイエナ」井戸社長のエムグラント

ピーク時から10分の1程度に店舗が減っていました。

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 エムグラントフードサービスはこのほど、ステーキのチェーン店「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」と、「ステーキと焙煎カレー ふらんす亭」を事業譲渡したと発表しました。「ロードサイドのハイエナ」と呼ばれた井戸実社長が自らのブログで経緯を報告しています。


食べ放題メニューが特徴のステーキけん。現在はジー・テイストが運営している(公式サイト

事業譲渡の経緯を説明する井戸社長のブログ

 「ステーキハンバーグ&サラダバー けん」は2006年7月に第1号店を創業。閉店したロードサイド店舗に居抜きで入ることでコストを抑える手法で勢力を拡大し、ピーク時には238店舗を展開。歯に衣着せぬ井戸社長の発言もたびたび話題になりました。

 ただ、近年は競合の激化や仕入れ食材の高騰化、労務コスト上昇などで、店舗数を10分の1程度まで減らしていました。

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 譲渡先はジー・テイスト(名古屋市)で、は7月1日付。ジー・テイストは「平禄寿司」や「焼肉屋さかい」、「村さ来」「とりあえず吾平」「肉匠坂井」 といった外食店を展開しています。井戸社長はブログで、「食材物流の構築に自力では限界を感じていた」「同社(ジー社)の運営ノウハウと物流の効率化によりステーキけんの再建を図る事を目的とし、この度の事業譲渡に至りました」と説明しています。

 また10年に営業権を取得した「ふらんす亭」は、創業者の松尾満治氏が設立した新会社「ふらんす亭」に7月1日付で譲渡しました。松尾氏から再びふらんす亭の経営に取り組みたいとのオファーがあり、事業譲渡することになったとしています。井戸社長は「4度目のオーナーチェンジとなりますが、最後に創業者に戻ると言うとても珍しいケースです」とコメントしています。


ふらんす亭は再び創業者が経営(公式サイト

 エムグラントフードサービスは現在、「ステーキ&ハンバーグ いわたき」などを運営しています。

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