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どうしてロボットゲーは流行らないのか? タニタのツインスティックがイイ感じだったので勝手に「ロボゲーについて語る会」をやりましたマシーナリーともコラム(4/4 ページ)

なぜ身体は闘争を求めるのに一向にロボットゲーは流行らないのか……。

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ロボットゲームとかいう蜃気楼に幻惑され続ける私たち

しげる:「攻殻機動隊」も面白くてさ。ふつうに十字キーを押すだけだとフチコマがよちよち歩くだけなんだよ。でもL1R1が左右スライドに割り当てられてて、同時押しすると前に向かってザザーッとダッシュするの。で、真横にスライドしてるときに逆方向の十字キーを押すと敵の周りをぐるぐる回れたんだよ。あれも独特の操作感で、使いこなせるようになると楽しかった。

攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」言わずと知れた士郎正宗によるSFマンガだが、ここでは1997年にソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンタテインメント)から発売されたプレイステーション用ゲームを指す

池谷:ほー。……でもなんか僕のなかでフチコマ・タチコマってロボットってイメージ薄いんだよなあ。

とも子:まあ人が乗れるけどドラえもんとかみたいなもんではある。

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池谷:っていうか戦車っぽいというかさ。

しげる:まあアイツ「思考戦車」だからね。

池谷:戦車じゃん。

しげる:戦車だけども!

とも子:それはさあ! ガンタンクはMSじゃねえじゃんみたいなさあ!

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池谷:ああ、でもアレか。ロボットらしい動きっていうとジャンプなのかな。戦車はジャンプしないもんな。

しげる:確かにフチコマはジャンプするわ。

池谷:……もしかしてロボットとして大事なことって「ジャンプができる」ってことなんじゃない?

しげる:そうか?!

とも子:考えたことないわ。

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池谷:「バーチャロン」より以前に、ナムコから出た「サイバースレッド」っていう3D空間で撃ち合って戦う戦車のゲームがあったのよ。かなり「バーチャロン」っぽいゲームだったんだけど、あれは自機が戦車だったからかやっぱりジャンプなかったわ。

とも子:ふーん。

池谷:やっぱりロボットにはジャンプが必要なんじゃない!?

しげる:どうかな~~~~~~~~~~~~~~~~~~。

とも子:まあ確かにジャンプしないロボットのゲームってあんまり聞かないけども……。最初っから飛びっぱなしのヤツはともかくとして。

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しげる:うん……。いや、やっぱわかんねえなロボットゲームって。ロボットゲームってなんなんだ……?

池谷:なんだ……? アクションゲームのガワがロボットならロボットゲームかっていうと……。やっぱそんなことないと思うよ?

しげる:あのさ……。ここまで話しておいて非常に言いづらいことを言うんだけどさ……。多分「定義できないから流行らない」んじゃないの……?

池谷:俺もいま同じこと考えてたわ。

とも子:たくさん「俺たちはロボットゲームが好きだ!」って奴らがいるように見えるけど、全く一枚岩ではなくて全員違う方向を見てるってことか。

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しげる:だってものすごく雑で極端なたとえ話をするとさ……エロゲーだったらエロかったらいいわけじゃない。最終的に。

とも子:すげえ雑! 性癖とか違うだろ!

しげる:おっぱいがデカいキャラはフィギュア売れるけどロボットだったらどういう特徴があったらプラモが売れるかとかよくわかんないじゃん!

とも子:分からんけども! でも、もうそうなるとゲームに限らない話だよな。そもそもロボットって人気あるのかなみたいな話になるよな……。

池谷:ロボットアニメって人気あるの?

とも子:それはロボットゲーム以上に年がら年中人類が吹き上がってる話題だよ。「シンカリオン」とか人気あるじゃん。今期も「グランベルム」やってるし……。

しげる:まあでも、人気あるかないかっつったら別にないですよ。

池谷:ないのかよ!

しげる:好きな人が見てるだけですよ。

池谷:ゲームと同じだ……。

とも子:えっ、待って……? そもそも人気があるアニメって何……?

池谷:ドワハハハハハ(笑)。そもそも論!!!

しげる:「天気の子」!!!! 「天気の子」だろ!!!!

とも子:「天気の子」ってロボット出ないよね?

池谷:出ねえよ。

しげる:そういえば「ドラクエ」ってロボット出る?

とも子:キラーマシーン。

池谷:そういうのじゃのうて!!

しげる:なんかさ……今日こうやって酒を飲みながらロボットゲームの話をしているうちにどんどん話がそれていってまったく収集がつかなくなってしまったけど、この収集のつかなさがそのまま「ロボットゲーム」というものを表しているんじゃないか……?

とも子:遊んでる人間、話す人間は「ロボットゲーム」について話してるつもりだけど……。恐らく「ロボットゲーム」っていうくくりはないんだよ。少なくとも「シューティングゲーム」「格闘ゲーム」「ロールプレイングゲーム」のようなジャンル名ではない。フレーバーでしかないんだから……。

しげる:みんなロボットゲームロボットゲームってジャンルみたいに言ってるけど、恐らく幻を見てるんだよわれわれは……。

池谷:うん……そうかも……。そうかあ……。

しげる:俺はロボットゲームならなんでもやるロボットゲームファンだ。博士だ。って人がいたら連れてきて欲しい。

とも子:難しい。そんな人いるのかな……。多分みんな、「好きなロボットゲームがいくつかある」ってだけで「ロボットゲームならなんでも食ってきたぜ」って人いないんじゃないの……。

池谷:「アーマード・コア」好きな人が「フロントミッション」好きとは限らないもんね……。うーむ、もうちょっとガンバればジャンルになれたような気がするんだけどなあ。

とも子:そうだよなあ。フライトシミュレーターってジャンルはあるけどロボットシミュレーターってジャンル形成されてないもんなあ。

しげる:だってロボット、ないもん。

池谷:正解がないから、人生の数だけそれぞれの頭のなかに勝手なロボット解釈があって、だから成立しないってことか……。

とも子:ロボットゲーム ユアストーリーってことでしょ?

池谷:ブッ殺すぞお前!!!!

今回のお店:渋谷メキシカン Casa De Sarasa(カサデサラサ)

アクセス:JR渋谷駅 ハチ公口 徒歩3分

facebook:https://www.facebook.com/CasaDeSarasa/

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