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「こんな症状、誰が信じてくれるんだ !」 正体不明の病気に悩まされたとき、一番しんどかったこと(2/4 ページ)
病気に名前がつくまでがしんどかった、というお話。
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内科にて
何度か内科に行き、いろんな検査をしましたが、結論からいうと何の異常もありませんでした。
「でもどうしても息苦しくて動けなくなるんです。今もちょっと苦しくて……困っちゃうんですよーハハハ」
「息苦しいもいろいろあるから……息苦しいってってどんな感じ?」
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「(えええ~、言語化がむずかしい……)、一生懸命息しちゃう、みたいな? 空気が薄いところにいる感じ?」
「確かに脈が速かったから、大病院で心臓も調べてもらってみようか。あと念のため心療内科にも紹介状出すからね」
病院に行くたびに思いますが、自分の体調不良を言語化して伝えるというのは難しいんですよね……。
悪化
何度か検査をしても異常がなく、でも症状は断続的に出るので病院に行き……を繰り返しているうちに、最初の発作から1カ月がすぎていました。
この期間、自分が何の病気かも分からず、ずっと不安でした。心臓の病気? 呼吸器系の病気? もしかしたらもう治らない病気? 誰も知らないような奇病? 私どうなっちゃうの?
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今思えば、この不安もあったせいか、症状も悪化しており、当時の症状は既にこんな感じでした。
- 動悸がする
- 息が苦しい→過呼吸になる
- 「ああ、このまま死ぬのか」という恐怖で頭がいっぱいになる
- 胸が痛い
- めまい
- 過呼吸の影響で指先から肘までふるえる
- 最悪の場合過呼吸で失神する
- (こんな発作が外で出たら大変、外に出たくない、と引きこもる)←あとから分かったのですがこれもパニック障害の症状の一つでした
「誰が信じてくれるんだ!!!」
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