これがパトカーや消防車の“中身” 警察やレスキュー隊の間で装備品を並べる「テトリスチャレンジ」が流行(1/2 ページ)
整列が美しい。
スイスのチューリッヒ州の警察署が、パトカーや警察ジャケット、そして警察官などを並べて上空から写した写真をFacebookに投稿し、それに影響を受けた消防隊が同じような構図で「テトリスチャレンジ」という言葉と共に画像を投稿すると、欧州中の救急隊の間でトレンドとなりました。普段は目にすることのない緊急車両の裏側を見ることができます。
トレンドのきっかけとなったのは、スイスのカントン警察によるFacebookの投稿です。「交通警察がパトロールする際の中身をすべてお見せします」という一言が添えられた一枚の写真には、二人の警察官と三角コーン、誘導棒やヘルメット、そしてパトカーなどが確認できます。各種アイテムがきれいに並びそろった写真は、3500を超える高評価が寄せられ、1000回以上シェアされました。
カントン警察の投稿に続いたのは、スイス国内のトゥージス消防本部でした。「テトリスチャレンジとして受け入れました」というコメントとともに交通救助車の中身すべてを公開しています。ちなみに、写真に写っている隊員は3人ですが、通常は7人で出動するようです。
この投稿は、スイス国内のレスキュー隊だけでなく欧州へ波及し、たくさんの消防署や警察署がテトリスチャレンジに参加しています。海外メディアによると、写真の人々は誰もが職務時間ではないことを明確に述べているとのこと。休憩時間などのちょっとした遊び心のようです。
テトリスチャレンジはやがて、欧州を飛び出しました。シンガポール、メキシコ、台湾など欧州外の諸国にまで広がっていったのです。テトリスのブロックであればきれいにすべての段が消えてしまいそうなほど、どの写真もきちんと整列しています。Instagramの「#tetrischallenge」というハッシュタグでは、レスキュー車両やそこで働く人達を見ることができる興味深い写真が確認できます。
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