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フェイスペイントなどで肌トラブル、一部製品で有害な成分が検出
国民生活センターが注意喚起、日本語での表示がない製品も。
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ハロウィンパーティー、スポーツ観戦といったイベントで目にする、タトゥーシールやフェイスペイント、ボディペイントなど。さまざまな種類のものが販売されていて、気軽に楽しむことができるのですが、一方で、かゆくなったり、はがすと傷がついてシミになったりといった肌トラブルが国民生活センターに寄せられています。そこで、タトゥーシール、フェイスペイント、ボディペイントについての調査・テストが実施され、一部の製品で有害な成分の使用が確認されました。
国民生活センターがWeb場で販売されている、タトゥーシール11銘柄、フェイスペイントなど9銘柄、計20銘柄を調べたところ、日本語で皮膚に関する注意表示がされていたのは5銘柄のみ、化粧品への配合が認められていないタール色素を含むものが1銘柄に、粘膜に使用されることがない化粧品にのみ配合可能な色素が2銘柄に含まれていることがわかりました。また、テストにより皮膚刺激やアレルギー性接触皮膚炎の原因になりえるホルムアルデヒドが4銘柄、金属アレルギーを起こしやすいとされているクロムが2銘柄、コバルトが9銘柄から検出されました。
これにより、国民生活センターは「化粧品のように安全性の基準などが定められた製品ではないこと」に留意するようにとし、アレルギー体質の人は成分表示をよく確認すること、肌に傷や湿疹などの異常がある場合には使用をひかえることなどを呼びかけています。
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