青森県が土偶推し　国宝「合掌土偶」のメモ帳が、お値段たったの1万円

　青森県は建築模型制作などを手掛けるトライアード（大阪府大阪市）と共同で、国宝「合掌土偶」をモチーフにしたメモ帳「OMOSHIROI BLOCK 国宝合掌土偶」を開発しました。

　合掌土偶は青森県八戸市で発掘された縄文時代の土偶。全身が残っている珍しい土偶で、2009年に国宝に指定されました。その姿は膝を立てて座る、いわゆる“体育座り”。合掌のように両手を合わせるポーズをしています。

　今回のメモ帳はユネスコ世界文化遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」を盛り上げるためのもの。145枚の紙が重ねられており、紙を取っていくと合掌土偶が姿を現します。

　メモ帳のサイズは幅8.5センチ、奥行き8.2センチ、高さ4.3センチ。土偶の形や出土した際の横向きの姿など、細部に渡って再現されています。

　価格は税別1万円。青森県で出土した遮光器土偶や板状土偶もどこかに隠れているそうです。

　青森県は10月9日の「土偶の日」にプロモーションムービーを公開。県内のさまざまな土偶たちがメモ帳になった合掌土偶に嫉妬するというストーリーで、「すべての土偶が嫉妬した」「メモとしては高い。国宝としては安い」といったパワーワードも飛び出します。

　「OMOSHIROI BLOCK 国宝合掌土偶」の販売場所は合掌土偶が常設展示されている八戸市・是川縄文館（これかわじょうもんかん）のミュージアムショップ他。トライアードのオンラインストアでも取り扱います。