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「エロサイト見ている姿を撮影したぞ」と脅す恐喝メールが現在も IPAが改めて注意喚起

昨年から件数は減ったものの、現在も相談が寄せられています。

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 情報処理推進機構(IPA)は、「アダルトサイトを閲覧しているあなたの姿をWebカメラで撮影した」といった内容で受信者を恐喝する迷惑メールの相談が、2018年から現在まで継続して寄せられているとして注意喚起しています

IPAに寄せられた「仮想通貨で金銭を要求する迷惑メール」に関する相談件数の推移

 メールの内容は当初から変わらず、「ハッキング、マルウェア、ウイルス、トロイの木馬、ルーターの脆弱性をつく」などの方法でアダルトサイト閲覧中の受信者の姿を撮影したとして、「家族や同僚にばらまかれたくなければ仮想通貨で金銭を支払え」と要求するもの。2018年7月から相談件数が増加し、同9月には263件が寄せられ、2019年9月末時点で累計約1300件の相談が寄せられているとのこと。

 なお、2018年9月19日以降には、英語だけでなく日本語で書かれたメールについての相談が多く寄せられるように。しかし、それは不自然な日本語で、英文を翻訳サイト等の機械翻訳にかけたものと予想されています。

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恐喝メール(日本語)の例1
恐喝メール(日本語)の例2

 もしこれらの迷惑メールを受信した場合は、無視して仮想通貨の支払いは行わないこと。またパターンによっては、外部のサービスから何らかの原因で漏えいしたデータを利用し、受信者が設定したことがある「パスワード」がメールの件名などに記載されていたりしますが、その場合はパスワードを変更し、可能であれば2段階認証の設定を推奨しています。

 迷惑メールの特徴はその他にも、「あなたの電子メールやSNSにある連絡先を収集した」といった内容が書かれていたり、ハッキングしたと信じさせるために「送信先と送信元が両方とも自分(受信者)の同じアドレスになっている」などのパターンも。また、IPAが確認した範囲では、メール文中に“映像へのURLリンク”や“映像ファイルの添付”がないとのことです。

恐喝メール(英語)の例1
恐喝メール(英語)の例2

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