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地図の博物館「ゼンリンミュージアム」来春オープン 地図の変遷を歴史とともに紹介
オープンに先立ち、厳選した地図コレクションを先行展示します。
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世界と日本の歴史やそれにまつわる地図に関する博物館「ゼンリンミュージアム」が、2020年4月にオープンします。運営会社はゼンリンで、場所は福岡県北九州市にある「ゼンリン地図の資料館」跡です。
「ゼンリンミュージアム」は2019年11月15日に閉館する「ゼンリン地図の資料館」と比べ、展示面積と展示点数を大幅に拡大する予定です。16~19世紀に作られた西洋製の日本地図や伊能図など国内製の地図の変遷を歴史とともに紹介するというコンセプトで、展示品はゼンリンが収蔵する西洋古版日本地図コレクションの中から厳選した地図と史料120点あまり。具体例を挙げると、ブランクス/モレイラの「日本図」(1617年)、リンスホーテンの「東アジア図」(1595年)、レーラント「日本帝国図」(1715年)などです。
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また2019年12月上旬に、ゼンリンは地図をデザインした商品の専門店「Map Design Gallery」をリバーウォーク北九州デコシティ1階にオープンします。店内にあるギャラリースペースで、「ゼンリンミュージアム」の収蔵品の一部を先行展示します。こちらは11月中旬に詳細が発表される予定ですので、興味を感じた方はぜひチェックしてみてください。
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