2020年にヒットしそうなもの第1位はやっぱり「オリンピック」 博報堂生活総研「2020年ヒット予想」
オリンピック、始まったら楽しめる気はしている。
博報堂生活総合研究所は、生活者が選ぶ「2020年ヒット予想」の調査結果を10月29日に公開しました。生活者の注目は、新しい技術や、社会の変化に向き合う商品・サービスに集まっているようです。
調査の対象となったのは、15~69歳の男女1008人。この調査は、2019年、世の中で注目されたと思われる商品やサービス、コンテンツなど80項目を提示し、「2020年以降、話題になりそう/人々の生活に普及・浸透していそう」と思うかを調べたもの。調査結果をもとに「2020年ヒット予想」を発表しています。
「2020年ヒット予想」によると、2020年のキーワードは「変化本番」です。博報堂生活総合研究所は「2020年は東京オリンピック・パラリンピックの開催や、消費増税に伴うキャッシュレス化の推進、5G・IoT(Internet of Things)・AI(人工知能)の実用化など、社会全体に大きな変化をもたらす事象や最新技術の実装が本番を迎える」と予想しています。
1位となったのは、56年ぶりに東京での開催となる「東京2020オリンピック・パラリンピック」です。それに伴って、増加が予想される観光客向けの「外国人向けサービス(14位)」も注目されています。
2020年の実装が予定されている次世代通信「5G(ファイブ・ジー)」は7位にランクイン。5G通信による「IoT(Internet of Things、23位)」技術の進化や、「eスポーツ(19位)」の盛り上がりにも期待が集まっています。
10位は、2019年10月に行われた「消費増税」。これに伴い、ポイント還元が実施される「キャッシュレス決済(3位)」や「QRコード決済(5位)」がより身近なものになってきている様子もうかがえました。
政府が推進する「働き方改革(23位)」を受けて、「副業」が19位にランクイン。空いた時間を活用できるUberEatsなどの「個人が配達するフードデリバリー(26位)」や「フリマアプリ(17位)」での副収入にも注目が集まっています。
社会問題に発展した「高齢ドライバーの事故防止策」が4位と高い位置にランクインしました。これを受けてか、「自動運転システム搭載車(8位)」にも注目が集まっています。また、「資産形成・資産運用(26位)」や「終活(22位)」など、高齢化が進む社会の中で自らの将来への対策を立てようとする動きが見られます。
また、「2020年ヒット予想」と合わせて、「2019年、ヒットした/話題になった」と思うものも調査されました。1位にランクインしたのは、「タピオカ(台湾文化)」。街角での行列や、店舗の爆発的な増加を通して、広がりが目に見えるヒットがトップとなりました。
また、5月の改元に伴い「新元号」「増税」関連の事象が注目を集めたほか、開催前の「東京2020オリンピック・パラリンピック」も7位にランクインしています。
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