「4分間のマリーゴールド」福士蒼汰と義姉・菜々緒がついに恋人になった3話 視聴率下落は横浜流星の出番が少ないせい?(1/2 ページ)
他の家族に秘密のまま、恋人になった。
「みことのことが好きだから。私はずっと、ずっとみことのことが好き!」
「俺もだよ」
福士蒼汰主演の金曜ドラマ「4分間のマリーゴールド」。人の「死の運命」が見える救急救命士と、余命1年の義姉との禁断の愛を描く。先週放送された第3話の視聴率は7.6%。視聴率低下の理由は、横浜流星くんの出番が少なかったからかな……?
ついに想いを伝え合う義姉と弟
第3話でのクライマックスは、ついにみこと(福士蒼汰)と義姉の沙羅(菜々緒)がお互いに秘めてきた想いを伝え合う場面だった。
1話、2話でも、お互いの想いは通い合っているように見えた。だが、それはあくまで義理の姉と弟として、相手を慈しみ合っていたもの。だが、3話では気持ちが一線を超える。
土砂降りの中、危険な救命現場に向かおうとするみことを沙羅が呼び止めた。「姉だからじゃない! 姉だから止めるんじゃない」。
雨に打たれてずぶ濡れになりながら、ストレートに想いを伝える沙羅。驚きつつ、それを受け止めるみこと。ふたりはゆっくりと距離を縮め、ずぶ濡れになりながらついに抱き合う。真っ赤な沙羅のスカートと、みことの青いシャツのコントラストも美しい。
失いそうになって気づく
救急救命士という仕事が象徴しているように、みことはいつも誰かのために尽くしている。また、誰かのために尽くしたいと思っている男だ。逆に言えば、自分の意志が薄く、自分本位でエゴを出すことがない。そのことを同僚の志乃(関水渚)にズバリ指摘されていた。
だが、兄・廉(桐谷健太)の親友で、カメラマンの広洋(佐藤隆太)が沙羅を海外に連れていく話が持ち上がり、沙羅を失いそうになる。一方、みことは救命現場で怪我をしてしまう。軽傷だったが、沙羅は狼狽ぶりを隠さなかった。沙羅もみことを失ってしまうかもしれない、という気持ちに駆られたのだ。だから、声を上げた。「姉だから止めるんじゃない」と。
ここでも、みことは受け身だったが、ようやく自分の気持ちに輪郭を与えることができたのだろう。義姉を抱きしめながら、心の声を出す。
「俺は姉さんの運命を知ってからずっと、この人に何をしてあげられるかばかり考えていた。姉さんの命を救いたい。その夢をかなえてあげたい。
でも本当は……その髪にふれたかった。腕にも、頬にも。出会ってから今まで、どの瞬間も大好きだったことを伝えたかった。抱きしめたかった。ふたりの未来の話もしたい。来年も、その先も、ずっと。愛するこの人にマリーゴールドを贈りたい」。
失いそうになって、初めて気づく気持ちがある。沙羅の余命のことがなければ、みことは思いを秘めたままだっただろうし、沙羅もみことの気持ちを大切にして距離を置いただろう。だが、2人は自分の想いに気づき、それを相手に伝えてしまった。2人は恋人になったのだ。
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