寒い山で食べるシチューが心底うまそうっ 狩猟者がソロキャンプにハマり飯テロ動画で人気者になるまで
アウトドア趣味に目覚めたきっかけや、一番おいしかったキャンプ飯など、いろいろと話を聞きました。
山の中でシチューなどを作って食べる、ソロキャンパーのリロ氏(@ly_rone)さんによる飯テロ動画が、近ごろTwitterで人気です。調理の過程が見ていて楽しいし、何よりおいしそう。
携帯調理キットでグツグツ煮えたのは、キノコと魚介のホワイトシチュー。寒い山中ですする様子を想像するだけでツバが湧いたところに、動画は追い討ちをかけるように、ベーコンがこんがり焼かれる様を映し出します。そしてそいつは食パンに乗り、さらにシチューがドバーっとかかり……見ているだけなのに、なんだか味がする。
リロ氏はもともと、会社勤めをしつつ猟をしている、経歴8年の狩猟者。近年、猟のついでに始めたソロキャン飯動画のほうで注目を集めることになりました。ほかにもホットケーキやパエリアなど、外で食べたらなおおいしそうな料理の数々を披露しています。
アウトドアをとことん楽しんでいるリロ氏を取材したところ、ソロキャンプを始めたのはここ3~4年のこと。狩猟を始めてからアウトドア活動が本格的に好きになり、狩猟の下見目的で車中泊を始めたのがきっかけだそうです。夜は動物の動きが活発で遭遇する機会も多く、鹿の密度などがどの程度か判断する材料になることもあり、「山に泊まるのもいいな」と考え始めたといいます。
アウトドア料理にハマったのは、狩猟の際の食事がおにぎりやパンだけでは味気ないと思ったことからだそうです。まずはカップ麺から始めて、それより上を目指すうちにバーナーやクッカーを入手。最初はお湯を沸かすだけだったのが、ゆでる、煮込む、炒めると発展していき、やがて「明日は何を作ろうか?」と、スーパーで長時間うろうろするようになったのだとか。「1日中歩き回って何も獲れないと残念な気持ちになりますが、食事が充実しているとシンプルに満足感が増して、今日も楽しかったなと思って帰れます」とも語っており、料理は狩猟においても重要な位置を占めているようです。
携行できる道具や食材に限りがあるため、レパートリーは主にスープやパスタなどシンプルな料理が多いとのこと。これまでで一番のキャンプ飯を聞いたところ、「どれも1番にしてあげたいくらい、食べたときはとてもおいしく感じられます」と述べつつ、たまに食べたくなる「インスタントヌードル」と答えました。「原点にして頂点」とリロ氏。
近ごろのネットでの反響については、「1年前に始めてからちょくちょく好評ではありましたが、ここまで反応があったのは初めて」と驚いている様子。「普通に社会で生きているとなかなか経験できることではないので、『冒険』や『非日常』を心の底で求めていた人にビビッっときたのかもしれませんね」とコメントしています。
「これを持っていれば便利」といったツールについて聞いたところ、大きな鍋がなく、ガス代も気になって大がかりな料理をしていないからと自身の事情をふまえて、ガソリンが使えるSOTOのストームブレイカーと、ステンレスダッチオーブンが欲しいとコメント。「これらがあればじっくり煮込むような料理も燃料代を気にせず作れますし、ステンレスならラフに使えて手入れも楽です」とのことでした。
協力:リロ氏(@ly_rone)さん
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