洗濯バサミがヒロインの漫画が人類には早すぎる ネタ案を提案された編集さん「キミの脳内が怖いよ」
作者「あの半円のとこのライン実に女性的」
人類には早すぎる洗濯バサミをヒロインにした漫画が描かれ話題になっています。その漫画案をLINEで提案された編集さんの反応がもはやツッコミ……!
読み切り漫画のネタ案を、少年サンデーの編集さんにLINEで送る漫画家のおたみ(@otamiotanomi)さん。「恋愛モノ」を考えたようですが、このワードに対し“オブラートに包む時間もったい”という理由から「でもキミ ヒロイン可愛く描けないじゃん」と直球で返す編集さんがさすがです。この辛らつな言葉にヘコむと思いきや……?
おたみさんは、漫画のヒロインについて「周りのキャラが『やべぇ!美人!』って言ってたらそう見えると思うんです」という自説から、「ここで『可愛い』と言われまくるヒロインの登場です」と画像を送信。そこには、1ミリも擬人化されていない、ありのままの「洗濯バサミちゃん」が描かれており、編集さんも思わず「怖い」「キミの脳内が怖いよ」と、その発想に引いている様子。素のテンションなのがより怖い……。
さらにおたみさんと編集さんのやり取りは続き、
おたみさん:『可愛い』って言ってあげてください
編集さん:強引過ぎるよ
おたみさん:洗濯するとき便利で愛しいですよね?
編集さん:ないと困るけど恋愛感情ではない
おたみさん:あの半円のとこのライン実に女性的
編集さん:なんとか脳内で変換しようとしている自分が悲しいよ
と、その会話からナナメ上の熱意が伝わったのか、まさかのOKが出ることに。「じゃあ1エピソード描いてみて」と言える編集さんの勇気を称えたい。
かくして出来上がった3ページの読み切り漫画ですが、「腕を組む男性と洗濯バサミ」「背筋を伸ばして美しく座るAランクの洗濯バサミ」「ナイフとフォークのマナーが完璧な洗濯バサミ」「男性とキスする洗濯バサミ」が描かれた、先進的な恋愛モノとなっています。読み切りじゃなかったらいろいろと危なかった……。
おたみさんは、小学館の漫画サービス「サンデーうぇぶり」とTwitterで読み切り漫画シリーズ『おたみのお頼み』を配信中。今回の漫画もその1つで、編集さんとのやり取りも込みのシリーズとなっており、「LINEの会話も含めてギャグマンガ」「もはや漫才」と人気を集めています。
画像提供:おたみ(@otamiotanomi)さん
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