口裂け女がただ一人脅かせない相手は…… 都市伝説の女とナマイキ少年の関係描く漫画に萌える人続出(1/2 ページ)
口裂け女と少年の関係にキュンとなる。
口裂け女と、彼女が一人だけ脅かせない少年を描いた漫画「口が裂けても君には」が、尊い展開で人気を集めています。作者は漫画家の梶本あかり(@kajimotoakari)さん。
夕暮れ時に現れて、「私、キレイ?」というセリフを投げかける口裂け女のみろくさん。彼女には一人だけ脅かせない相手がいました。13歳の少年、紅一です。みろくさんに初めて会ったときに、驚きもせず「個性的だね」の一言で済ませてしまった紅一。
口裂け女のウワサの信ぴょう性が減ると存在できなくなるから人を脅かさなければならないと、どうにかして紅一を脅かそうとするみろくさん。しかし「ワンパターンじゃん」「怖いとは思えないし」と容赦なくダメ出しされ、その上かわいいとまで言われてしまいます。
かわいいと言われて悪い気がしなかったみろくさん。紅一を脅かしたいと思うのですが、振り回されたり、世話を焼いたりしてしまいます。そんなある日、紅一の前からみろくさんの姿が消えてしまいます。
……ふと目を覚ましたみろくさん。彼女の前に姿を見せなくなった紅一のことを気にかけつつも、順調に子どもを脅かしていました。そんなある日、彼女は紅一と再会します――大人になり、小学校の先生をしている彼と。そして彼から、15年前に口裂け女のウワサが途絶え、みろくさんが消えたことが語られます。ウワサが復活したことで、彼女は戻ってきたのです。
そのウワサを流していたのは紅一。子どもの間で口裂け女のウワサが広まったら、またみろくさんが戻ってくると信じ、15年間ウワサを流し続けていました。なぜそんなことをしたのかと問われ、彼は告げます。「好きだよ、あの頃からずっと」と。
紅一を脅かそうとしながらも、彼を突き放せずに振り回されるみろくさんがかわいい。彼女を取り戻そうと15年間ウワサを流し続けていた紅一の一途さにもぐっと来ます。小学校の先生になったのも、子どもの間にウワサを流すためなのかもと考えると、みろくさんへの思いの強さがうかがえて尊さで拝みたくなります。Twitterでは「最高すぎ」「めっちゃ好き」「かわいい」と萌えた読者からの感想が寄せられています。
同作は梶本さんが2018年にヤングガンガンに掲載した読み切り作品。梶本さんは現在同誌で、新人作家が初恋の人の幽霊と出会う物語『25時のゴーストライター』を連載しています。
「口が裂けても君には」1話
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