『ドラえもん』23年ぶり新刊 幻の第1話を収録した“0巻”発売
伝説の予告ページも収録します。
ドラえもん50周年を記念して、『ドラえもん』の0巻が2019年12月1日、小学館から発売されます。幻の第1話や伝説の予告ページなどを収録した、23年ぶりの新刊です。価格は税別700円。
『ドラえもん』は小学館の雑誌『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』の6誌で1970年に連載スタート。このため各誌の対象読者別に描き分けられた第1話が6種類あります。てんとう虫コミックスの1巻には、『小学四年生』版を加筆・修正したものが収録されています。
0巻はこれら6種類の第1話を、当時の掲載時の状態ほぼそのままに収録しています。また、「伝説の予告ページ」も当時の状態で収録。予告ページには「出た!」という吹き出しとのび太の姿が描かれていますが、ドラえもんの姿は見当たりません。これは連載開始号の前号に掲載する予告ページの締め切りまでに、藤子・F・不二雄先生が作品のアイデアを思いつかなかったためと言われています。
この他、藤子・F・不二雄先生によるドキュメンタリーまんが『ドラえもん誕生』、連載開始当時の背景を解説する記事も掲載されます。
てんとう虫コミックス『ドラえもん』としては、1996年の第45巻発売以来の最新刊。小学館はこの0巻を皮切りに、ドラえもん50周年を記念した書籍・コミックスを順次刊行するとしています。
担当編集・徳山雅記さん(小学館・ドラえもんルーム)のコメント
ドラえもん50周年を記念して、この国民的名作の歴史を振り返るにはぴったりの1冊が誕生します。しっぽの色や、ネコを思わせる走り方、ひみつ道具の使い方など、現在の設定と異なる部分が注目のポイントです。てんとう虫コミックスの棚、1巻の前にそっと並べられる奇跡の最新刊、満を持して登場です。
(C)藤子プロ・小学館
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