レビュー

玉城ティナ主演「地獄少女」を漫画でレビュー 最高の女子の友情とヤバい人間が出てきてテンションが上がった話(1/2 ページ)

地獄少女が一番まとも!

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 人気TVアニメ&コミックスの実写化「地獄少女」が11月15日に公開されました。監督は白石晃士、玉木ティナや森七菜、藤田富らが出演しています。ヤバい女が出てくるところが最高でした。

 「地獄通信」というサイトへ午前0時ちょうどにアクセスし、怨んでいる相手の名前を入力すると、地獄少女が現れる。彼女と契約を交わせば、憎い相手を地獄送りにしてくれます。地獄送りになった人は、痛みと苦しみを味わいながら、永遠に地獄をさまよいます。しかし、依頼をした人の魂も、死んだ後に地獄に行くことになってしまう。憎い相手のために払う代償はとても大きい。果たしてその価値はあるのでしょうか――というストーリー。

 地獄少女を演じるのは玉城ティナ。「貞子 vs 伽椰子」ではどこか影のある役を演じていた彼女が、本作では妖艶で圧倒的な存在感を放っています。原作ファンには実写映画化に抵抗がある方もいるかもしれませんが、玉城ティナちゃんは地獄少女を演じるにあたり、アニメを見るだけでなく、声優さんのラジオまで聞いていたそうです。その頑張りに応援したくなりました!(チョロい)

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 地獄少女は粛々と仕事をこなしながらも、依頼者に対し言葉少なではありますが的を射た忠告をします。現世とは離れた存在であるからこそ、唯一まともでいられるのかもしれません。一方、現世にいる人たちはまともじゃいられないので、誰も地獄少女の忠告を聞こうとはしません。

2人の女の子の友情

 本作は2人の女の子の友情を軸に物語が進んでいきます。ひとりは、「天気の子」のヒロイン陽菜で知られる森七菜が演じる、社会からの抑圧に苦しむ女子高生・美保。そんな彼女の元に颯爽と現れる、仁村紗和が演じる遥。

 まるでヒーローのように現れる遥ですが、彼女も決して強い女ではありません。とはいえ、「女の子らしい」というわけでもない。苦しみに暴力で対抗し、自分の正義を突き進もうとする。まあ、はっきり言ってヤバい人です。でも、それが人間ってものじゃないですか。現実社会は、女性が少しでも規範から外れた行動をすると、それを正すべきだと責められることが多い世の中です。そんな中、「地獄少女」は女性を人間として描いている作品だと言うことができます。

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