「ガイジンって言ったやつ誰や」 学校で受けた差別から守ってくれた母への感謝を描いた漫画に反響
母の愛情深さと強さにじーんとくる。
見た目による差別から守ってくれた母親への思いを描いた漫画に、母の愛情深さへの感動と共に、外国人やハーフへの差別の根深さを考えさせられます。作者はTwitterユーザーの花野ちあき(@moyomoyo211)さん。
日本人と外国人のハーフとして生まれてきた花野さん。見た目は少し違うものの、幼い頃から日本に住み、日本語しか話せません。しかし見た目のせいで小学生のころは上級生から「ガイジン!」と言われてからかわれていました。
三者面談の日、上級生から「ガイジン!」とからかわれ、いつものように黙って帰ろうと促したとき、母親は突然早足で上級生のいる方へ向かっていきました。
「さっきガイジンって言ったヤツ、誰や」と母が毅然として声をかけると、上級生たちは一気に大人しくなってしまいました。
ひどい差別を受けていたのに誰も声をかけてくれず、我慢し続けていた花野さん。後にも先にも、花野さんと妹さんを正面から守ってくれたのは、母だけでした。今でもこのことを思い出すと、どうしようもなく母が愛おしくなるそうです。
見た目が少し違うだけで差別を受けていた花野さんですが、この漫画を読んで少しでも意識が変わってほしいということを伝えています。
リプライでは同じような経験を持つ読者から「外人って言われるのはとても嫌だった」「ガイジンのくせにとか言われたりした」などの共感の声が届いています。
また“外人”という言葉自体への違和感を持つ読者も多く、名前を知らない状況であれば“外国人”または“外国の人”、あるいは国が分かっていれば“○○の人”と呼んだ方が良いなどの意見が届いています。
画像提供:花野 ちあき(@moyomoyo211)さん
関連記事
「好きなものはいつまでも好きでいい」 好きなものを認めてくれた母に救われた漫画に「感動した」「私もこうでありたい」
自分の「好き」も誰かの「好き」も否定しないで生きたい。「泣きました」「親に感謝を伝えたくなった」 母親の巣立つ子への思い描いた漫画に感動の声
無事に涙腺が崩壊しました。「頑張るのは当たり前」と褒めてもらえなかった少女が母親になり…… 「親の教育」描く漫画に涙腺が緩む人続出
「褒められる」経験は大切。「男女逆なら良かった」大人の何気ない一言が子どもの心に傷 かばってくれたおばあちゃんの漫画に共感集まる
すてきなおばあちゃんがいてよかった。ハーフは美人ばかりじゃない! ハーフにはハーフの悩みがある
役所で、就職で、飲み会で……、ハーフの悩みは尽きません。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.