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戦災により消失した幻の特撮映画「大仏廻国」 大仏が全国を徘徊する衝撃作、リメイク版がついに一般公開

現代に蘇る歩く大仏さま。

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 大仏さまが立ち上がって歩く幻の特撮映画「大仏廻国」のリメイク作品「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」が、11月22日から京都みなみ会館にて劇場一般公開されます。

「大仏廻国 The Great Buddha Arrival」劇場用ポスター

 1934年に作られた「大仏廻国」は、円谷英二さんの師匠・枝正義郎さんによる日本最初期の特撮作品。「ゴジラ」の特撮の原型になったと言われる着ぐるみ特撮作品ですが、オリジナルのフィルムは戦災によって消失。残念ながら現代では見ることができなくなっていました。

Makuakeで公開されたオリジナル版「大仏廻国」の1場面(関連記事

 ファンの間で“幻の特撮”と呼ばれる同作を復活させるべく、そこで2017年5月にクラウドファンディングでリメイク企画を始動。さらに2018年2月末にはクオリティアップのため2回目のクラウドファンディングを実施しました(関連記事)。

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2017年から地道に進められてきたプロジェクト

 初回に集まった金額は約13万円でしたが、地道な説明活動が実を結び、2回目には見事目標金額を達成して約150万円を集めました。作品は2018年12月に完成。その後、支援者向けの上映会や海外での上映を行い、ついに今回一般公開に。上映期間は12月5日までの予定です。

 また11月23日には舞台挨拶上映も決定。詳細は公式サイトで発表されます。

劇場用ポスターは映画ライター・高橋ヨシキさんが手がけています

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