倒れた夫のカバンから風俗のカード15枚！　相談者は夫を介護できるのか「テレフォン人生相談」先週のハイライト（2/2 ページ）

無理しないで介護する

　この日のアドバイサーは、心についてのエッセイストとしてお馴染みのマドモアゼル・愛。

　「今井先生のお話で、なんかもう8割方ね、問題解決したような気がしているんだけれども……」

　前半で悩みが解決してしまったので、あまりアドバイスすることもなさそうだ。

　「機嫌が悪くなるようなところまで無理はしないっていうことが、介護に限らず、生きる上で重要な鍵だなって気がしているんですよね」

　無理せず「お父ちゃんも勝手なこと随分やったから私も自分を追い込まないで、楽しく介護するよ」くらいの気持ちで介護に臨むことを勧めた。

　とはいえ、夫が手術を受けた結果、要介護となるリスクは25％の確率なのだ。

　「25％のリスクって多いようだけど、少ない方じゃない？　こちらだって、病気をせずに寿命まで迎えるリスクが25％っていえば『おー、少なくてよかったな』くらい思いますよ」

　風俗カード15枚と「大動脈解離」の組み合わせで7年間も悩み続けてきた相談者。つい1日前まで「離婚しよう」と思い詰めていたのに、電話をしてきたことで「最後まで看取る」と180度考えを変えてしまった。「テレフォン人生相談」、偉大だ！

　大病をした夫は、さすがにもう風俗通いもできないだろうし、相談者に幸せな老後が待っているといいが。

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