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高タンパク、低脂肪の「昆虫食」に挑戦するチャンス……! 食用イモムシを使った「いもむしゴロゴロカレー」がクラウドファンディング開始

友だちとチャレンジしてみるのもありかも……?

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 未来のタンパク源として注目される“昆虫食”に気軽にチャレンジできる、食用イモムシを使ったレトルトカレー「いもむしゴロゴロカレー」がクラウドファンディングサイトMakuakeで支援を募集中です。

 昆虫食の輸入・製造を行っている会社「昆虫食のentomo」の松井崇さんが、より多くの人たちに受け入れられる昆虫食、また昆虫の素材の特徴を生かした商品を目指して開発。アフリカの伝統的な食用イモムシを使用し、その独特の風味がトマトとよく合うことから、トマトベースのカレーを着想し誕生しました。

見た目は確かに黒い肉っぽい
丸ごと入ったイモムシ。トマトと相性が良いそうです

 さらに目や足といった主張がないイモムシは、丸ごと入っていても特にカレーだと抵抗感が一気に下がるといった声もあり、昆虫食が苦手な女性からも「意外と昆虫と分からない」「食感が食べごたえある」と好評だったそうです。

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試食会の参加者の声(画像はテレビ大阪の報道番組「やさしいニュース」11月20日放送のワンシーン)

 レシピの開発は、昆虫食を災害食として研究している栄養士の松井欣也教授(東大阪大学短期大学部・実践食物学科の学科長)が担当。松井教授は「災害食は炭水化物ばかりになりがち。野菜も不足しがち。不足する動物性たんぱく質と食物繊維を昆虫食から得る」という着想で研究しており、実際に同社のイモムシは「牛肉の3~4倍のタンパク質、レタスの約5倍の食物繊維」で、かつ「脂質は魚に近く、DHAやEPA、オメガ3などを含み体にとてもいいです」と説明しています。

今回使用するイモムシは「肉より高タンパク質、野菜より食物繊維が豊富、魚のように体にいい油が含まれるスーパーフード」とのこと

 ちなみに現在昆虫食の会社を経営する松井さんも、ほんの数年前までは昆虫食に偏見や抵抗感があったそうです。しかし、糖質制限を始めた際に「高タンパク質で栄養価が高い食材」を探し求めたところ、たどり着いたのが「昆虫食」だったとのこと。最初のひと口は30分かかりましたが、2口目以降は「普通のエビじゃん」という感想になったそうです。

同社イモムシは、パンや豆腐などの「加熱済みの食品」の衛生基準をクリア済み

 国際連合食糧農業機関(FAO)が2013年に食料問題の対策の一つとして昆虫食を推奨してから、世界中で注目を集めている昆虫食。日本では食べ物としてあまりなじみのない昆虫ですが、今回を機に早めに挑戦してみることで、今後の食生活が豊かになるかもしれません。

 「いもむしゴロゴロカレー」は3000円の支援で2個、6000円の支援で5個手に入ります(どちらも税込)。賞味期限は1年。目標金額は50万円で、プロジェクト達成にかかわらず、支払いを完了した時点で支援が成立するAll-in型となっています。

試作開発中の写真(左:松井欣也教授 右:松井崇さん)
肉食がゲテモノの時代がありつつ復活して食べられるようになったように、昆虫食もいずれ食材の1つとして普及するかも……?

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