ニュース

ゲーム「人狼ジャッジメント」でアカウントBAN後も再取得を繰り返した“荒らし”ユーザーを摘発 「不正なアカウント再取得」自体での摘発は全国初

今後の“荒らし”行為への抑止効果も期待できそうです。

advertisement

 スマートフォン用ゲーム「人狼ジャッジメント」運営は12月23日、不正な手段を用いて複数のアカウントを作成し、ゲーム内で迷惑行為などを行ったユーザー1人について、偽計業務妨害、私電磁的記録不正作出・同供用の容疑で書類送検されたと発表しました。詳しくは後述しますが、「一度アカウントを停止(BAN)されたにもかかわらず、不正な方法で何度もアカウントを作り直すこと」による摘発は全国初とのこと。

 運営会社によると、同ゲームでは以前から、ゲーム人口の増加に伴って荒らし行為が増加。ユーザーのゲーム離れが起きるなど深刻な問題が発生しており、同社でも弁護士を通じて民事での対策を依頼していたとのこと。そんな中、同時期に警察のサイバーパトロールにも発見されたことで、今回の取り締まりにつながったといいます。

 従来、私電磁的記録不正作出・同供用の罪に問われるようなケースでは、“ゲームアプリのデータを不正に改造し、同データをサーバーに送信する行為”がこれに該当するとされてきました。しかし、本件を担当した中島博之弁護士によると、「今回はアカウントが凍結されたにもかかわらず、初回登録のユーザーを装い、虚偽の情報を送信してアカウントを登録しなおすこと自体が私電磁的記録不正作出・同供用の罪と認定されました。これは、アプリゲームにおいては全国発の摘発事例と思われます」とのこと。こうした“荒らし”行為には多くのアプリ提供者が頭を悩ませており、「不正なアカウントの再取得」自体が罪に問われるとなれば、今後の“荒らし”行為の抑止にも効果が期待できます。

advertisement

「今回の発表にありますように、ゲームアプリ内で荒らし行為、不正行為を行うことは、ゲーム上の規約違反となるだけではなく、現実世界で違法行為として罪に問われる場合があります。また、何より楽しいゲームを提供しようと運営を行っているスタッフの皆様、このゲームを好きでプレイして下さっている多くの利用者様に影響を与える行為ですので、軽い気持ちで行わないよう、くれぐれもご注意いただきますよう改めてお願いいたします」(中島弁護士)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. 義母「お米を送りました」→思わず二度見な“手紙”に11万いいね 「憧れる」「こういう大人になりたい」と感嘆の声
  2. 母に「メイクしてはだめ」と言われ悩み続けた40代女性、“変わりたい”とプロに依頼し…… 表情も激変の結末に「エッ女優さんみたい!」
  3. 水族館「装置が故障しました」→しかし…… “そうはならんやろ”な苦肉の策に12万いいね 「嘘やろwww」
  4. そうはならんやろ! ガンダムがかっこよく発進→よく見たら…… “シュール過ぎる絵面”にネット爆笑 「反則でしょwww」
  5. 「これいいな〜」 フリーザーバッグを“意外な形”で再利用→まさかのアイデアに「さっき捨てたの拾って来よう」
  6. 【追記あり】人気実況者グループ、突然のアカウント名変更にファン戸惑い 事情説明に「いつまでも待ってます」
  7. 食べた桃の種を土に植え、4年育てたら…… 想像を超える成長→果実を大収穫する様子に「感動しました」「素晴らしい記録」
  8. 【今日の難読漢字】「泰」←何と読む?
  9. 33歳の「西郷どん」二神光さん、バイク転倒事故での急逝に衝撃 1年前の共演者は“願い”明かし「叶わないなんて」
  10. “100均アイテム”でガンプラの洋上戦闘ジオラマを作る人が現れる 「レジン使わず水中表現?」「天才かよ」の声