インタビュー

【仕事のグチ、聞かせてください】インフルは「熱が下がったら来い」 職場のスーパーがパワハラ体質で退職した話(1/3 ページ)

パワハラ体質のスーパーで働いた方の体験談。

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 「仕事は楽しいことばかりではない」というのは誰もが知っていること。ですが、業界や職場によってその“楽しくないこと”はマチマチ。外側からは見えない、知られざる苦労も多いことでしょう。

 さまざまな職業の方に取材する連載企画「あなたの仕事のグチ、聞かせてください」。今回は、スーパーの総菜部門で働いていたというZさんに「インフルエンザで休んだら、非常識だと怒られた」というお話を伺いました。

店内でインフルエンザ感染が広がっていても「(休むのは)非常識だ。熱が下がったら来い」

 5年間働いていたスーパーの仕事を辞めるきっかけになった大きな出来事が2つあって、1つは前回お話しした通り、「葬式で休むのはおかしい」と言われたこと。もう1つが「インフルエンザで休んだら怒られた」ことです。

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―― Twitter上でよく話題になりますが、本当にあるんですね。「インフルエンザで休んじゃダメ」という職場

 本当にありますよ。

 私の働いていたスーパーでは「実権を握っている“経営陣のある親族”に良いところを見せたい」という風潮があって。皆インフルエンザで高熱が出たら1~2日間は休むんですけど、熱が下がったら出社するんですよ、「病気をしてもこんなに頑張ってますよ」とアピールしたくて。

―― そんなことして大丈夫なんですか?

 食品を扱う職場ですし、通報したらアウトだったんじゃないですか。

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 ある年、社内でパンデミックが起こって、ある部門の従業員から店長に、副店長に……と広まって、別部門の私までインフルエンザに感染。発熱した日はヨロヨロしながら働き、その後、病院に行って2~3日間休みました。

 そしたら、副店長から「非常識だ。熱が下がったら来い」と。

―― 他の人たちは?

 パートさんは「店内でインフルエンザが広まったら営業に支障が出るし、休んで当然。感染リスクがあるなら、出社される方が困る」と肩を持ってくれました。でも、店長は「おれは熱が下がったら出勤したけどな」と、休むことに理解を示しつつも、一方に味方するのを避けているようでした。

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