いきなり!ステーキ、店頭の社長メッセージは今後「定期的に発信」 ワイルドステーキは「当たり外れあった」と反省
ワイルドステーキは「猛反省」しているとのこと。
不振に陥ったステーキチェーン「いきなり!ステーキ」ですが、運営するペッパーフードサービスの一瀬邦夫社長は、話題になった店頭のメッセージを今後定期的に発信し、SNSも活用していく方針を明らかにしています。
一方、ペッパーフードサービスの株価(東証1部)は下落に歯止めがかからず、1月23日には約3年半ぶりに終値で1000円を割り込みました。28日も一時952円まで下げ、連日の昨年来安値更新となっています。
「『上から目線だ!』とお叱りを受けましたので」……
ペッパーフードサービスは社内報をWebサイトで公開しています。1月22日付の社内報に掲載された一瀬社長のメッセージによると、話題になった一瀬社長の店頭メッセージについて、
私がお客様に訴えたお願いの文章がメディアの目に留まりテレビ局からの取材も増えたこととあいまって、SNSで炎上する程いろいろな誹謗中傷も受けました。
──と心を痛め、店長などが集まる会議では前向きな話をしたとのこと。結果的には、
幸い売り上げも回復基調にありとても手応えを感じています。お願い文がきっかけで日本中の注目を集めたことも相まって、各種の施策が功を奏してきた事もあると思います。
──としています。その上で「まだまだこれから」と気を引き締めており、
店頭に社長からお客様へダイレクトで伝わるメッセージを毎月定期で出していくことを決意しました。SNSも同時に発信します。あの文章が『上から目線だ!』とお叱りを受けましたので、『社長からではなく一瀬から』に変えました。お客様にとって私はお客様の社長ではありませんものね。私はこの1年、大きな学びを得ました。お店に来ていただけないのは、お客様の心に届かない事をやってきたからだと思います。
──と、今後は一瀬社長からのメッセージを定期的に、店頭とSNSで発信していく方針を明らかにしています。
ワイルドステーキは「当たり外れ」あった
また、「いきなり!ステーキ」の人気メニュー「ワイルドステーキ」については、
新規のお客様はワイルドステーキをご注文される方が圧倒的に多いという結果が出ています。ワイルドステーキは、当たり外れがあるステーキであった事が現実です。私は猛反省をしています。こんなことがあって良いわけがありません。私は今、硬いステーキを召し上がったお客様の持つイメージが、そのまま『いきなりステーキ』の悪評判になる事を阻止しなければならない事に遅まきながら気がつきました。
──と反省。改善を示唆しています。
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