「世界を旅するワイン展」で見つけた5つの推しワイン ワインビギナーにこそすすめたい「ワインイベント」の楽しみ方をイラストで解説します(1/2 ページ)
ちょっとハードルの高いお酒「ワイン」の楽しみ方を解説。
世界のワインが一堂に会する「世界を旅するワイン展」が2月19日から2月24日まで伊勢丹新宿店で開催されます。このイベントのプレスプレビューが2月6日に行われました。月の給料の半分近くをワインに課金している「ワインクレイジー」なライターが、プレビューで見つけた「入門編おすすめワイン」を紹介します。
JUNERAY:日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート。年間に4桁近い数のワインをテイスティングしているが、正確な数は怖くて数えられない。本業は花屋で、街を歩けばいつの間にか左手に花、右手に酒瓶を抱えている。note:https://note.com/juneray
ワインって、なんとなく「良いレストランでグラスを傾けながらウンチクを語るお酒」というイメージを持っている方も少なくないのではないでしょうか。もしくは、居酒屋の飲み放題で頼んでみたら翌日最悪の二日酔いに! なんて、ネガティブな体験を持っている方もいらっしゃるかもしれません。
そうしたワインへの苦手意識がある方にこそおすすめしたい、ワインイベントの楽しみ方と、「世界を旅するワイン展」で購入できるビギナー向けワイン5銘柄をご紹介します。
初めてでも安心!ワインイベントの楽しみ方と注意事項
ワインイベントは、筆者のようなワインクレイジーから、ビギナーの方まで大いに楽しめるような工夫が随所に凝らされています。手に取るハードルの低い、カジュアルなワインが中心なのがまず優しいポイント。販売されているワインは2000円台のものもあります。試飲もごく少量を自分のペースで楽しめるので、30分だけ寄ってみるなど、ライトな楽しみ方でもOKです。
また、イベントでは、ワインひとつひとつのバックストーリーをスタッフさんに聞けるのも魅力。公式サイトには解説付きの「ワインLIST」が公開されているので聞いてみたいワインの“予習”もできます。もちろん当日の出会いも楽しみのひとつです。
さらにフードも充実しています。イベント中は、英国最古のワイン商BB&R(ベリーブラザーズ&ラッド、映画「キングスマン」のロケ地にも使われています) が手掛けるバーをはじめとしたレストランブースも展開。おいしいご飯を食べながらワインを試飲して回れます。
そうはいっても、ワインの展示即売会なんて、「行ってみよう!」と思わなければ人生でそうそう発生するイベントではありません。今回初参加の方向けのイベントの楽しみ方と、ちょっとした注意事項をイラストにまとめました。
イベントの前には、事前に商品リストを眺めて、購入したいものをチェックしておくとより楽しめます。しっかりとお目当てを決めてもよいですし、逆に、ジャケット買いしてみるのもおすすめです。
当日は、ハンカチ、ティッシュなどと一緒に、水のペットボトルを1本持っておくと安心です。試飲で提供されるワインはごく少量ですが、そこそこアルコール度数の高いお酒ですから、定期的に水を飲むようにしましょう。
また、ワインのプロに気軽に質問できるのもイベントの魅力の1つ。気になったことはどんどんスタッフさんに聞いて、お気に入りの1本を見つけましょう。
ちょっと語らせて! 気軽に買えるおすすめ5銘柄
この「世界を旅するワイン展」は、なんといっても産地やスタイルの豊富さが見どころ。今回は、プレス向けの試飲会で紹介されていた銘柄の中から、初心者にもおすすめな筆者の推し銘柄を5つ紹介します。
WX ブレッド&バター シャルドネ 2018(アメリカ/白ワイン) 3500円(税別、以下同) ブース:C-6、7 GREAP OFF
2015年のTPP首脳会議の際に、オバマ前大統領のランチミーティングに採用され一躍有名になったワインです。
特徴は、なんといっても、ブレッド&バターの名にふさわしい、とろけるようなバターの香り……!! この銘柄を日本に輸入しているインポーターの方の「クリームブリュレのような」という説明通り、一口飲むと甘く香ばしいスイーツが浮かびます。
味は辛口ですが、とにかくリッチで脳までとろけそう。ソファで飲んだらリラックスしすぎてそのまま立てなくなるタイプのワインです。
このワインは冬野菜やチキンなどと相性がばっちり。個人的には、シチューにこのワインがあったら最高! だと思います。冷蔵庫で保管しておけば翌日以降も楽しめるので、時間の経過と共に進化していく“とろけ感”を楽しんでください。
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