「ならばそこに敷いちゃえYO」 目からウロコ!! ドイツの鉄道車両陸送は解決策が合理的でめっちゃすがすがしい(1/2 ページ)
ほぉぉぉ! 解決策がむだなく大胆です。
「よく考えられている」「目からウロコだ」──。ドイツで行われる鉄道車両陸送の方法がすごい! と話題です。
鉄道車両の陸送を見たことはありますでしょうか。駅で見るよりも巨大に見える鉄道車両が道路を走るさまは実に圧巻です。しかしそんなデカい車両が日常的に通ることなど想定していない道路は、道幅、交差点、陸橋、トンネル、立体交差など……鉄道車両が通るには困難なさまざまな障壁があります。ドイツではそんな鉄道車両の陸送を意外な方法で解決します。
ドイツ発のYouTubeチャンネルEinsatzfahrten und soが、ドイツ鉄道の引退済み車両が警察に引き渡されるまでの様子を収めた貴重な動画を公開。この車両は以後、警察の訓練に活用されるようです。
陸送は大型の積載トレーラーを使います。一見すると当たり前に思ってしまいますが、鉄道ファンとして、あれ、おぉ!? と注目したのが「台車が付いたまま積載している」ことです。
日本では大抵の場合、車両から線路走行用の台車を取り外して、ゴムタイヤのある陸送用の台車に付け替えて陸送します。でもここではトレーラーに載せて荷物扱い。合理的ですがその分高さがかさみます。これで立体交差の下やトンネルはくぐれるのでしょうか……。
ほら見たことか。とてもくぐれそうもない高さの立体交差が現れました。そのまま進んだら屋根がぶつかってしまいます。
するとどうでしょう。作業スタッフが路上に仮設レールを敷き(置き)始めました。そして、トレーラーからいったん車両を下ろして……車両はそのレールの上をススーっと走って立体交差の下を無事くぐり抜けました。トレーラーに載せたままでは高くて通れませんが、単体ならばギリギリですが通れます。こ、こんな方法があったのか……!
この意外な解決策に、動画には「よく考えられている」「貴重なシーンだ」などのコメントが寄せられています。
鉄道車両はレールさえあれば走れます。目からウロコですが、よく考えれば原点に立ち返った合理的な解決策です。世界は広い!
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