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在宅勤務の長所短所が意識調査で浮き彫りに 「通勤ストレスが減少」「自宅に作業環境がなくてストレスに」

家事や育児の分担がしやすくて助かるといった声も。

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 在宅勤務に関する意識調査の結果を、BIGLOBEが発表しました。「ウイルスの感染リスクを防げる」「通勤のストレスがなく時間を活用できる」といった意見が6割強の回答者から上がる一方で、普段通りに働けない点をストレスとする人も多く、メリット・デメリットが浮き彫りにされています。

「感染リスクの減少」も「通勤ストレスの減少」も、同じく全体の約6割を占めている

 調査期間は3月13日から15日までで、会社で在宅勤務が認められ、直近3週間で週に1日以上在宅勤務をしている全国の20代~60代の男女1000人を対象に、インターネットでアンケートを実施。「在宅勤務でよかったと思うこと」について、6割以上が「感染リスクの減少(63.8%)」と「通勤ストレスの減少(63.7%)」と回答しました(複数回答)。

 回答には「家のほうが仕事に集中できる(29.4%)」「家族との時間を長く持てる(22.1%)」といったメリットも。「無駄話や不要の打ち合わせがなくなった(28.1%)」「職場での人間関係が楽になった(17.0%)」「無駄な飲み会や付き合いが減った(11.8%)」など、コミュニケーションによる負担が軽減されたとする回答も目立ちます。

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コミュニケーションの減少は、メリットにもデメリットにも

 その一方で、「在宅勤務で難しいと思ったことやストレスに感じたこと」と、デメリットを問う質問もあり、「事務仕事をするための部屋や机、イスがない(29.3%)」との回答が最多に。「個人情報を社外で扱えない(23.8%)」「伝票や請求書等オフラインの処理が必要(21.3%)」「自宅の端末やインターネット環境が整っていない(15.6%)」など、作業環境が整っていない人は少なくないようです。

 「上司や部下に気軽な相談や雑談ができない(17.1%)」「会社帰りの飲み会や接待に行けない(3.0%)」など、コミュニケーションの減少がデメリットに映る人も。また、「家を出なくなってストレスがたまる(18.9%)」「生活音などにより集中できない(12.6%)」「オンライン会議で部屋が映る(10.8%)」「子どもの世話をする必要がある(9.1%)」など、生活の場で働く難しさを上げる人もみられます。

普段はいない配偶者が、常に家庭にいると?

 なお、対象者中661人の既婚者への質問では、配偶者の在宅勤務を「助かる(やや助かる)」とポジティブにとらえる人が約9割を占めました。

 その理由(複数回答)については、約半数が「家事や育児を分担できるから(54.3%)」「一緒にいられる時間が増えるから(48.5%)」と回答。「無駄な出費が減るから(33.0%)」「安心感があるから(28.5%)」との声もあり、在宅勤務が家族の関係を円滑にする可能性もありそうです。

既婚者661人中、「配偶者の在宅勤務は助かる」とした569人の回答

 新型コロナウイルス拡大を防止するための、外出の自粛については、約8割が肯定。自粛時期については、「3月末まで」「4月前半まで」「4月後半まで」とする回答が、いずれも約20%で上位を占めています。

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