声がかれるまでマッチョを応援するカードゲーム「そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ」人気に 製作者に話を聞いた
贈れ声援、届け掛け声。
マッチョに声援を送り、マッチョを笑顔にするカードゲーム「そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ」がやっている方も笑顔になると注目を集めています。作った人にノーベル筋肉賞あげたい。
近年になり筋肉がブームとなっていますが、そのきっかけの1つとなったかもしれないのがボディービルダー大会での観客の掛け声。「でかい」「キレてる」など以前からユニークなものがありましたが、最近では「デカ過ぎて固定資産税かかりそうだな」「親の大胸筋が見てみたい」「肩にちっちゃいジープ乗せてんのかい」など捻りに捻った掛け声が続々と登場し、再び注目を集めています。
今回登場した「そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ」は、そんなボディービルダーと掛け声を題材にして作られたカードゲーム。プレイヤーがボディービル大会会場の観客となり、意中のマッチョに掛け声を送るというシチュエーションで進行します。
ルールは、色分けされたマッチョカードごとに適切な掛け声カードを出していくというもの。出せる掛け声がなくなったプレイヤーから「場のマッチョを応援できなかった」「声が枯れた」ということになり脱落していき、最後まで応援し続けられたプレイヤーが勝利となります。
マッチョは掛け声に満足すると退場してしまうので、勝利のためには数手先の場のマッチョを読むことが必要とのこと。公式の説明いわく、
全てのプレイヤーがマッチョを応援したいと思っていることは当然ですが、本ゲームではだれよりも長くマッチョを応援し続けることのできたプレイヤーが勝利します
だそうです。うむ、全てのプレイヤーがマッチョを応援したいと思っていることは当然だな。
このカードゲームを作成したのは、ボードゲーム製作サークルのウィットマシマシ。製作のこだわりなどについて聞いてみました。
「そこまで絞るには眠れない夜もあっただろ」は、「意中のマッチョに声をかけること」のシンプルな面白さをゲームに落とし込みたいと考え製作したそうです。マッチョを応援すること自体がゲームの目的であり、楽しみ方になっています。
掛け声を出すことも応援も本来それ自体が楽しいもので、ボディービルの大会で出されるユニークな掛け声の面白さがゲームを思いついたきっかけに。テストプレイを重ねる内に、プレイヤーは勝ち負けにかかわらず「ただマッチョに掛け声をかけたい」との思いでゲームに参加してくれることが分かっていったそうです。
また、マッチョへのリスペクトを忘れないことは、チームで制作する上で絶対のルールになっていたとのこと。ネットやテレビの情報を通じて私たちが楽しんでいるユニークな掛け声は全て、マッチョありきのものであり、「マッチョが先、掛け声は後」の思いを込めて作成していったそうです。
筋肉ブームとボディービルダーへの声援の人気を生かし、リスペクトも最大限感じられるとてもユニークなカードゲームとなっています。価格は1650円(税込)で販売中。
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