インタビュー

“ドリキャスを遊び続けている人”に聞くあのころの思い出「夜中、家族に隠れてネット接続」「本体より先にVMを購入」【令和】ドリキャスを遊んでいる人インタビュー(2/2 ページ)

もう20年もたつのかあ。

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“ゲーセンでヒットしたタイトルの完全移植”に期待していた 黒鉄侑斗さん(@bki_special

―― ドリームキャストはいつからプレイしていますか?

 買ってから22年。途中で数年のブランクがありますが、まだドリキャスやってますよ!

―― ドリームキャストの魅力は何だと思いますか?

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 セガハードの中では一番の完成度。具体的には故障や不具合の少なさです。

 「THE TYPING OF THE DEAD」というタッチタイピングソフトの良作があるのですが、タイピングの練習はキーボードが傷みます。それでドリームキャストの生産終了後、たたき売りされていた中古の専用キーボードを5台くらい購入したのですが、全然壊れていません。

 あの時代のネットワーク機能は、ユーザーを選ぶものだったと思います。例えば、私はあのころ自衛隊にいたのですが、基地内にネット回線を引くことなんてできませんでした。セガハード全般に言えることですが、ドリームキャストも「早過ぎる名機」だったと思います。

 セガは任天堂やソニーと違い、ゲームセンターで強かった。僕としては「ゲーセンでヒットしたタイトルを完全移植する」という戦略をもっと前面に押し出してほしかったですね。

「夜中、家族に隠れて電話回線につなげていた」 O2PAI☆VTuberさん(@O2PAIGC

―― ドリームキャストはいつからプレイしていますか?

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 バーチャルYoutuberのO2PAIと申します。

 発売日に近所のコンビニで購入したドリームキャストが、まだ現役です。いつ壊れてもおかしくない年代物なので互換機などが出てくれるとうれしいんですが、いろんな問題があって難しいみたいですね……。

―― 発売当時のドリームキャストの印象は?

 PS2より1年ちょっと早く発売され、PS、SSに続く最初の次世代機だったので、ハイスペックなハード性能、独自規格のGD-ROMで表現されたビジュアルには度肝を抜かれました。

 現代のゲームに引けを取らない魅力的なタイトルも多く、例えば、セガサターンで人気だったブルー三部作(「機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY」から始まる三部作)の流れをくむ「機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で」、ファンタジー版「アーマードコア」といわれる「フレームグライド」。いずれも現行機には移植されていないロボゲーですが、色褪せない名作だと思います。

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 自分にとってはインターネットを初めて体験したハードでもあって、ゲームの追加コンテンツをダウンロードするために、夜中、家族に隠れて電話回線につなげていたことを思い出します。「ダイヤルQ2みたいに接続時間でお金がかかる」と聞いていたので使うときは恐る恐る。目的のデータを手に入れたら、すぐに回線を引っこ抜いていました。

―― それが今ではバーチャル世界の住人ですから、時代ですねえ

おまけ:ドリキャスあるある

  • 「僕以外も同じことを言う人が多いと思いますが、ビジュアルメモリがすぐに電池切れを起こしてしまい、そのまま本体の電源を入れるとピーという音がうるさい」
  • 「電池が切れたビジュアルメモリをコントローラーに挿したままDCを起動して、『ピーーーッ!』は“あるある”ですね。自分はこの音が鳴らないとDCをプレイしているという気分にならないというほど、当たり前の現象になってしまいました」
  • 「VM(ビジュアルメモリ)の『ピーッ』の次に多そうな“あるある”は『ファンがうるさい』ですね。3DSのカスタムテーマとしてDCが扱われた際にも、VMとファンの音が収録されるほどでした」「おそらく家庭用ハードで初めてファンを搭載した機種だと思うのですが、友人宅では部屋の外に漏れ聞こえてしまい、本体をタオルでくるむというファン台無しの行為までしたそうです」
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