東京都、スーパーでの買い物は「3日に1回」要請　イニシャルでの買い物分散は見送り

　東京都は4月23日、スーパーでの密集を解消するための取り組みとして、買い物のための外出は3日に1回程度に控えるよう都民に向けて呼びかけました。買い物の頻度を減らす場合も、食料品などは十分な供給がされているため、必要以上の買いだめは不要とも。

　一部報道にあった、名前のイニシャルで買い物を分散させる施策については見送りに。今後も感染者数が増えるようであれば、スーパーに限らず、さらに実効性のある対応も検討していくとのことです。

　小池都知事は会見で、自粛が続く今もなお、連日100人以上の新型コロナウイルス感染者が確認されている状況に触れ、ゴールデンウィークに向けた対策強化が不可欠であることを強調。4月25日～5月6日にかけてを「いのちを守る STAY HOME 週間」と位置付け、外出自粛を一層呼びかけていく方針を明らかにしました。

　都立公園等では「3密」解消のため、園内の駐車場や遊具閉鎖の取り組みも行います。

　今後は広報強化のため、「STAY HOME 週間」ポータルサイトを開設し、在宅での過ごし方を提案するさまざまなコンテンツを配信予定。ポータルサイトでは片付けコンサルタントの近藤麻理恵さんをはじめ、さまざまなアーティストなどとも連携します。

　加えて、東京都による既存のWebサービス「東京動画」の活用や、ファッションやコスメ情報を扱う情報サイト「C CHANNEL」との提携など、外出抑制のための仕掛けを包括的に行っていくとしています。