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2019年でいちばん「ギャッッッ!!!」ってなった映画「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」についてダベる会をやりましたマシーナリーともコラム(1/4 ページ)

「平成を生きた者たち」なら響く映画。

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 バーチャルYouTuber、マシーナリーとも子による不定期コラム第26回(連載一覧)。今回は祝・令和1周年ということで、2019年に公開され「お前たちの平成って醜くないか?」という伝説のセリフを残した問題作、劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzerについて、いつもの面々でダラダラ話す会をやりました。

マシーナリーとも子イチオシは仮面ライダービルドだそうです

ライター:マシーナリーとも子

徳で動くバーチャルYouTuber(サイボーグ)。「アイドルマスター シンデレラガールズ」の池袋晶葉ちゃんのファンやプロデューサーを増やして投票してもらうために2018年4月に活動開始。前世はプラモ雑誌の編集をしていたとも言われているが定かではない。現在は自分のグッズを売ったりライターやったりして糊口をしのいでいる。お仕事募集中。

YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/user/barzam154
wiki:https://wikiwiki.jp/mashitomo/
ポータルサイト:https://www.machinery-tomoko.com/

2019年でいちばん「ギャッッッ!!!」ってなった映画

 令和は俺が作る……! マシーナリーとも子よ。今回は私とライターのしげるねとらぼ編集部の池谷氏の3人でテキトーにダベる企画第4弾。私が2019年でいちばん「ギャッッッ!!!」ってなった映画「劇場版仮面ライダージオウ Over Quartzer」についてダベりあいました。例によって「考察するぞ~~!」とか「真のメッセージを読み取るぞ~~!!」みたいなトークではなくてただの居酒屋トークなのでそんな感じで軽~く読んでくだされや。まあバーチャルYouTuberのコラボ雑談配信みてえなもんだよ。そんなキラキラしてねぇ~けどな!

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 あと、このトーク本当はこの作品がソフト化されたばっかりの2020年1月中旬にやったんだけどさ、記事にする担当の私がダラダラほかのことしたりしてて後回しにしまくってたら2カ月以上放置しちゃってこんなタイミングになっちゃったへへへ(※)。だから「仮面ライダーゼロワン」の現在の展開とか「ジオウ」の後日譚である「ゲイツ・マジェスティ」を踏まえるとこいつらの話してる内容はちょっとおかしい! みたいなところがあるかもしれないけどその点だけご了承いただきたい。あんまりないと思うんだけどね。ほんじゃ前置きはこんなところにしまして、以下どうぞ。

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※編注:すみません、そこから編集部の都合でさらに延び延びになってしまって結局こんなタイミングに……

座談会参加者

マシーナリーとも子:
 当時まわりの人類に「仮面ライダージオウOver Quartzer」を薦めまくってた殺人サイボーグ。10年以上平成ライダーでは剣がいちばん好きといい続けてきたが「仮面ライダービルド」を気に入りすぎて揺れている。2019年いちばん面白かった映画はもちろん「仮面ライダージオウOver Quartzer」。

しげる:
 大学生時代に響鬼~キバだけ見たことがある、ふだんは映画とかについて書いたりもしてるライター。どちらかというと日本のオモチャよりアメトイが好き。最近結婚した。2019年いちばん面白かった映画は「アベンジャーズ:エンドゲーム」。

ねとらぼ池谷:
 仮面ライダーはたまに思い出したように見てる程度の「ねとらぼ」副編集長(「仮面ライダー555」にのみやたら詳しい)。2019年は子どもが産まれたりしてあまり映画が見られなかったがそんな中「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」を見に行って心に傷を負った。

平成を生きた全ての人へ

当日は「平成って名前の飲み屋無いの?」「上野にあるな」って行ってみたのですが屋根も壁もない備え付け屋台タイプのお店だったうえその日の夜は地獄のように寒かったためふつうに鳥貴族でダベりました。まあジオウも貴族みたいなもんだし

しげる:こないだとも子と酒を飲んだときに「スター・ウォーズ」についてクダを巻いてたら「『仮面ライダージオウ Over Quartzer』を見ろ」「もうちょっとでレンタルや配信も開始するから見ろ」って激推しされまして。

池谷:僕も一緒に取材行った帰りに「ドラゴンクエスト ユア・ストーリー」の話をしてたら「それなら『仮面ライダージオウOver Quartzer』を見ると楽しくなりますよ」って話をいつのまにかされてた。

とも子:うん、まあ最近人間に会うと「池袋晶葉ちゃんの話をする」「仮面ライダージオウOver Quartzerの話をする」2つしかやってないからね。

しげる:せっかく未来から人類を滅ぼすためにやってきたのに何をやってるんだ……。で、その、ジオウ映画を薦められたときに「俺あんまり仮面ライダー詳しくないんだよ」って遠慮気味に言ったんですよ。響鬼カブト電王キバしか見てないって。

池谷:逆になんでその4作だけ見てたの?

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しげる:大学生時代だったんですよ。大学生の日曜日って暇で。「へ~いまの仮面ライダーって太鼓たたくんだ見てみるか」って見始めてその後ずるずるなんとなく見てた。

とも子:延々平成ライダー見てた身からすると「そこまで見ておいてなんでディケイド見ないんだ!?」ってなる。

しげる:んで、その4作しか見てないんだよってコイツに言ったらなんて返してきたと思います?

池谷:何。

しげる:「スターウォーズで例えたらEP1~3は見てる状態だから大丈夫だよ」とか抜かしやがりまして。

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池谷:その例えはどうだろう!?

とも子:マジマジマジ。大丈夫だから。なんなら一つも見てなくていいと思ってる私は。

池谷:どうして?

とも子:なぜならこの映画は「平成を生きた者たち」なら響く映画だから。

しげる:ターゲットが広すぎるんだよなあ。

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池谷:とも子未来から来たんでしょ、平成生きてないでしょ。

しげる:んで……見たんですけど。見て、すごいって思った。思ったんだけど……なんかよく分からないところがたくさんあってさ!

とも子:けっこう仮面ライダーってハイコンテクストだからな……。私も今日の集まりの直前にあらためて見直したんだけどさ、いやあらためてすげぇ~~狂った映画だなコレ! って笑っちゃってさ。

しげる:だろ?

とも子:でも……最後には胸がクゥ~~~ッッッ!! ってなって泣いちゃった……。

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しげる:ガハハハハハ!

池谷:その胸が、胸がクゥ~ッ! てのはどこでしちゃったの?

とも子:いろいろあるんだよね……。登場人物たちの心の動きで泣くってのもあるけど……。いちばん大きいのは自分自身に重ねてしまうところなんだよね。アレを見るとちょっと救われるみたいなところない?

しげる:まあ、見てる人の人生を肯定してくれる映画ではある。

とも子:君の歩んできた道は凸凹でもいいんだって映画じゃん。勇気もらっちゃったよ。マシーナリーとも子は凸凹してるから……。

しげる:人生が美しくないのは当たり前じゃないかって映画だよね。

とも子:そう! 仮面ライダーを見てる子供たちに向かって……「君も凸凹に生きろ!!!」ってメッセージをたたきつけるような……。

池谷:積極的に凸凹になっていく必要はねぇ~だろ!?

しげる:うん、まあ言いたいことは分かる……。ただ俺、それにしてもこの映画完全に開き直りじゃねえか! って。

とも子:正直それはある。それは超肯定派としても否定できない。これは激烈開き直り映画です。開き直り賛歌。

しげる:最初に見終わったときは俺もさすがに胸が熱くなったけど、見終わってからだんだん冷静になってくると……いや瞬間瞬間を必死に生きないで済んだらそれに越したことはねーだろって思ったわけ! ちゃんとこう……グランドデザインを描いたうえでやっていってほしいとね! あとからね!

とも子:まあそういうライブ感から生まれる良さもあるのが仮面ライダーだから……。

「劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer」特別映像より。こんな感じの映画です
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