ニュース

あの「本能寺の変のお知らせハガキ」を福知山市がまさかのグッズ化 抽選に当たると本当に届く

ペリペリはがせる圧着ハガキ仕様。福知山光秀ミュージアムが実施中の「本能寺の変 原因説50 総選挙」に投票すると、抽選で自宅に届きます。

advertisement

 明智光秀の謀反宣言を、公的団体の通知ハガキ風に表現したパロディー画像「本能寺の変のお知らせ」(関連記事)を、明智家ゆかりの地である京都府福知山市が実体化してしまいました市のイベント企画に応募して当たると、本当に自宅へ届きます。

本当にペリペリはがして開けられる圧着ハガキ仕様
中面には光秀の解説が掲載
よく見ると「開封されますと謀反に同意したと見なされますのでご注意ください」などと記されていて参戦不可避

 もともとこのハガキ、数々の日本史や昔話のパロディー作品で注目を集めてきた、スエヒロ(@numrock)さんの作品。福知山城にいる甥の明智秀満へ光秀が送った体裁で、「ご所属の武将の謀反・下剋上に関する大切なお知らせ」「謀反後、天下を取る場合がございますが、長期政権を保証するものではございません」などと、史実をもとに作り込んだジョークで好評を博しました。

スエヒロさんが制作したオリジナル版

 福知山市はスエヒロさんに相談のうえ、作品を本物の圧着ハガキとしてグッズ化。福知山光秀ミュージアムの企画「本能寺の変 原因説50 総選挙」の賞品にしました。「野望説」「怨恨説」「足利義昭黒幕説」など、“推しの原因説”を50種類から選び、5月24日までに投票すると、抽選で130人に届きます。

advertisement

 ねとらぼ編集部がグッズ化の経緯について福知山市役所を取材したところ、「スエヒロさんのツイートを拝見して爆笑し、プロモーションの一環として使えないかと相談して実現に至った」と担当者。同市は毎年、本能寺の変が起きた6月に合わせて、光秀関連の企画を実施しており、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で臨時休館中のミュージアムでも、何かできないか模索していたそうです。

2019年6月には、福知山城に音声付きの「明智光秀自販機」を設置していた(関連記事

 グッズ化に際しては、スエヒロさんの原版に圧着部分を追加。明智光秀の紹介や観光情報なども加筆したとのことです。

 なお、当選者数の「130人」は、光秀が率いていたとされる軍勢の数、1万3000人に由来。そのままではさすがに予算が厳しく、100分の1に設定したといいます。

 総選挙企画の投票数は既に1万を超えているとのことで、ハガキの当選はなかなかの狭き門になりそう。別の形で公開する可能性について聞いたところ、「展示なり何かしら活用できればいいとは考えている」とのことでした。コロナ禍が去ったのち、ミュージアムで見られる日が来るといいですね。

ねんきん定期便にも似たよくあるハガキ感
なるほどこの人から送られてきたのかな……?(イメージです)
福知山城とミュージアム
福知山光秀ミュージアム内部の様子
※謀反のイメージです(画像:福知山光秀ミュージアム提供)
協力:スエヒロ(@numrock)さん/福知山市役所 市長公室 秘書広報課 シティプロモーション係


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. “月収4桁万円の社長夫人”ママモデル、月々の住宅ローン支払額が「収入えぐ」と驚異的! “2億円豪邸”のルームツアーに驚きの声も「凄いしか言えない」
  3. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】
  4. 100均のファスナーに直接毛糸を編み入れたら…… 完成した“かわいすぎる便利アイテム”に「初心者でもできました!」「娘のために作ってみます」
  5. 「巨大なマジンガーZがお出迎え」 “5階建て15億円”のニコラスケイジの新居 “31歳年下の日本人妻”が世界初公開
  6. 鮮魚コーナーで半額だった「ウチワエビ」を水槽に入れてみた結果 → 想像を超える光景に反響「見たことない!」「すげえ」
  7. 家の壁に“ポケモン”を描きはじめて、半年後…… ついに完成した“愛あふれる作品”に「最高」と反響
  8. 「奥さん目をしっかり見て挨拶してる」「品を感じる」 大谷翔平&真美子さんのオフ写真集、球団関係者が公開【大谷翔平激動の2024年 「妻の登場」話題呼ぶ】
  9. 「理解できない」 大谷翔平と真美子さんの“スキンシップ”に海外驚き 「文化は100%違う」「伝説だわ」
  10. 「昔モテた」と言い張るパパ→信じていない娘だったが…… 当時の“驚きの姿”が2900万再生「おおっ!」「マジかよ」【海外】