TYPE-MOON展「公式図録」で別のゲームの画像使用発覚 → 「MUGEN」がTwitterトレンドに
よりによってMUGEN……。
ソニーミュージック六本木ミュージアムで2019年12月から開催されている「TYPE-MOON展 Fate/stay night-15年の軌跡-」(現在は新型コロナウイルスの影響で臨時休館中)。その中で販売されている「公式図録」についての、“ある指摘”がTwitterで話題になっています。イベント公式チームに問い合わせたところ、指摘についてはチーム側でも把握しており、対応が決まり次第公式サイトなどで報告するとのことでした。
問題となっているのは、図録内に掲載された、格闘ゲーム「MELTY BLOOD」(「月姫」のキャラクターたちが戦う格闘ゲーム)の画面写真部分。確かに一見「MELTY BLOOD」のように見えますが、よく見ると実は「M.U.G.E.N」という別の格闘ゲームのもので、体力ゲージの形が異なっていたり、本来はいないはずのキャラクターが写っていたりするのが分かります。
これを受け、「メルブラ紹介のところメルブラじゃなくて大笑いしてる」と指摘するツイートが投稿されると、ネット上では「MUGENやないか!」「これはひどい」と突っ込みが殺到。一時はTwitterのトレンドに「MUGEN」が入る事態にも発展しました。ちなみに「M.U.G.E.N」については以前から著作権面で問題視する声もあり(※)、このことも騒ぎを大きくする一因となったようです。
※ユーザー側がキャラクターやステージ、BGMなどを作って追加できる「拡張性の高さ」のが「M.U.G.E.N」の大きな特徴。完全オリジナルのキャラクターを作ることもできる一方、ネット上では以前から、既存のゲームからキャラクターを抜き出し「M.U.G.E.N」用に再現したデータも公開されており、それらを追加することで「本来ありえない対決」を楽しむツールとしても使われていた
同図録を巡ってはさらに、別のキャラクターの紹介画像が「動画サイトのサムネイルから流用したものではないか」といった指摘も。また「TYPE-MOON展」と直接の関連はありませんが、5月13日にはゲーム「Fate/Grand Order」内でも、ゲーム内のテキストに書籍からの流用があったとして謝罪したばかり。一連の出来事を受け、ネット上では「まだまだありそう」など、チェック体制の甘さを問題視する声もみられました。
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所長かわいい。
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