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静岡の風景を「3次元点群データ」で映像化した動画がゲームみたいで不思議 「よくわからないけどすごい」「災害シミュレーションに生かせそう」
静岡県が公開したデータを使用しています。
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静岡県の町をデジタルな点群データから表示した映像が、通常の撮影とは違った不思議な雰囲気を備えています。
点群データを表示
投稿者の海行(うみゆき)さん(@_darger)によると、この幻想的な風景は静岡県が無償公開する点群データをゲームエンジン「Unity」で表示したもの。「点群データ」とは文字通り「点」が集まった情報で、動画では小さな数え切れないほどの点が集まり風景を作り出しています。
静岡県では、交通課題の解決や防災への備えなどのため、県内の3次元点群データを収集・公開する取り組み「VIRTUAL SHIZUOKA」プロジェクトを全国に先駆け2016年度から進めています。今回使われたのも、VIRTUAL SHIZUOKAの一環として、県のサイト「Shizuoka Point Cloud DB」でオープンデータとして公開していたもの。
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空間のデータがまるごと記録されているので、カメラワークも地面寄りからスタートして電柱の高さまで登るという興味深いものに。密度の薄い点群データでは隙間ができてしまいますが、県が公開したデータは点の密度が非常に高いため、民家の屋根に並ぶ瓦や電柱からのびる電線など、細かく表示されているのが確認できます。
投稿には津波のシミュレーションに生かせそうで夢が広がるといった声のほか、「なんか良く分からないけどスゴい!」と驚くコメントなどが寄せられていました。
動画提供:海行(うみゆき)(@_darger)さん
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