教室にクラスメイトの死体が…… 先生から隠し通そうとする生徒たちの漫画がハラハラして引き込まれる(1/2 ページ)
教室に突然クラスメイトの死体が……教師から死体を隠そうとする生徒たちを描くスリリングな漫画がドキドキする展開で引き込まれます。作者は漫画家の藤沢もやし(@moya_moe)さん。
「小此木が死んでる……!」。血まみれで倒れている小此木くんを発見した6年3組のクラスメイトたち。第一発見者の佐原くんは椅子から落ちたことによる事故死ではないかと主張しますが、彼がクラスで嫌われていたことから、「誰かに殺されたのかもしれない」という意見も出てきます。
よりによってこの日は、国際結婚で海外へ行ってしまう担任・りりこ先生とのお別れの日。佐原くんは、先生と笑顔でお別れしたいから、小此木くんのことは秘密にしようと提案。これは「良い嘘」だから、とクラスメイトに訴えかけます。
死体を隠し、バレそうになると懸命にごまかす生徒たち。そんな中で、りりこ先生を困らせて泣かせてばかりいた小此木くんが、先生へのメッセージカードを書こうとしていたのかもしれないことに気づきます。小此木くんにもお別れを言いたかったと涙を流す先生をを見て、ウソがつらくなった佐原くん。生徒が次々と泣き出す中、死体を隠した天井から音が――。その後の意外な結末はぜひ漫画で確かめて下さい。
死体がいつ先生にバレるかとハラハラしながら読み進め、いい意味で予想を裏切られる結末が秀逸。はじめは死体を隠し通すことに必死だった生徒たちが、ウソを重荷に感じていく心理描写もぐっと来ます。
この漫画は藤沢さんが以前に同人誌として発表したもの。藤沢さんは現在、ある一家の火事の真相を突き止めようと家政婦として潜入した主人公を描くサスペンス作品『御手洗家、炎上する』を『Kiss』(講談社)で連載しています。
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