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客席を1つおきに「ベートーヴェンたちの予約席」へ ソーシャルディスタンス維持に取り組むホールがユニーク
1席おきにバッハやモーツァルトの似顔絵を貼って偉人の予約席とする、粋なコロナ対策。
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緊急事態宣言の解除後、映画館や劇場の多くは、ソーシャルディスタンスを保てるよう客席を1つおきに解放して営業しています。この形式を、座席の一部を「偉大な作曲家の予約席」とすることで実現するホールが、「粋なアイデア」と好評です。
このアイデアをTwitterで発信したのは、岡山県の公共ホール「岡山シンフォニーホール」。利用者が間隔を空けて座れるよう、ベートーヴェン、バッハ、モーツァルト、ヴェルディ、ブラームスの似顔絵を客席へ1つおきに貼り付けました。
張り紙は「この席は私の席です。ご遠慮ください」という、偉人たちのセリフ入り。「使用できません」などと書かれているよりもずっと気が利いていますし、何より恐れ多くて、利用客も自然と使用を遠慮しそうです。この粋な取り組みは、「作曲家と一緒に楽しく音楽鑑賞できる」「おしゃれなコロナ対策」と、好評を博しました。
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同施設を取材したところ、この施策は試験運用中。今のところホール主催の公演予定はないものの、いつでも運用できるよう準備しているそうです。今後予定されている利用者との打ち合わせでは、「楽しそう」「お客様が喜びます」との声が寄せられているとのことで、実践の日が待たれます。
協力:岡山シンフォニーホール
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