東京在住のフィンランド人が「サウナホラーゲーム」開発 本場のサウナ文化を恐怖とともに体験
現在はデモ版が公開。本格的な開発に向けてクラウドファンディングを実施中。
サウナがテーマのPC向けホラーゲーム、「Sauna 2000」が始動しました。サウナ×ホラーとは耳慣れない組み合わせですが、案外相性が良いような気がします。
ゲームの舞台は、サウナの本場フィンランド。大自然に囲まれた小屋に火をたいて楽しむ、伝統的なサウナ文化が描かれています。
物語は主人公がサウナを楽しもうと湖畔の小屋を目指す最中、車がヘラジカと衝突して難儀する場面からスタート。どうにか小屋へたどり着くと、サウナ用のマキを割ったり、食糧販売車でビールとソーセージを買ったりと、フィンランドのポピュラーな休暇を楽しめます。
その一方で、何か知っていそうで隠している、不穏な現地民も登場。サウナの温もりを楽しめる一方で、背筋の凍るようなホラー体験まで味わえそうです。
開発者は東京在住のフィンランド人、Amos Sorriさん。同国の開発会社が手掛けたSF作品「Control」で遊んで故郷のサウナを思い出しながらも、同作にサウナの要素はなく、ますます郷愁にかられたのが開発のきっかけだといいます。
そんな折、初代プレイステーション風のローポリゴンゲームを作る開発セッション企画、「HauntedPS1」を知ったSorriさん。ゲーム開発については素人でしたが、すぐに参加し、勉強しながら2カ月ほどかけて「Sauna 2000」のデモ版を作り上げたといいます。
同作は好評を博し、Sorriさんはますます自分の作り上げた世界へ夢中に。より本格的なゲームに仕上げるために一から作り直すと決め、開発費を募るクラウドファンディングをKickstarterで開始しました。完成版の入手に必要な支援額は15ドル(約1600円)から。最高額の499ドル(約5万3000円)コースでは、ゲームへの登場権が返礼品として与えられます。
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