ニュース
エアコンの誤った内部洗浄で火災事故 「消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムはNG」NITEが注意喚起
これはこわい……。
advertisement
工業製品の情報提供などを行う経済産業省所管のNITEは、誤った方法でエアコンを内部洗浄すると火災事故につながるとして、注意喚起を行いました。
エアコンの火災は5年間で244件
ウイルス対策としてよく利用されるようになった消毒用アルコールや次亜塩素酸ナトリウムは、発火や破損の恐れがあるので、使用してはいけないとのこと。アルコールなどの可燃性の溶液は発火につながり、次亜塩素酸ナトリウムなどの溶液は腐食性があるので、内部洗浄には適していないそうです。また、洗浄の際は電機部品に洗浄液がかからないように気を配る必要があります。販売店やメーカーのサービス窓口に相談して「正しい知識を持った業者に依頼してください」としています。
NITEの発表によると、2015年度から2019年度までの5年間で、エアコンの事故発生は263件。エアコンの内部洗浄の事故事例として、端子部のトラッキング現象による出火を挙げ、実験映像でその危険性を再現しています。トラッキング現象とは、ほこりや水分が付着することで電気の通り道が作られ、異常発熱する現象のことです。
advertisement
また室内の換気に使用する換気扇や扇風機に関しては、羽が回転する際に異常な音や振動がないか、不安定な動作をしていないか確認するよう呼びかけています。事故の事例として、約18年使用した換気扇が長期間使用によりショートして出火した事故があったと紹介しました。
注意喚起を目的とした実験映像を公開
関連記事
「コロナを滅菌できるエアコンをつけませんか?」ダイキンを名乗る詐欺が増加 Twitterで注意喚起
どんどん増える「コロナ詐欺」。【ダイキンに聞いた】台風でエアコンの室外機が倒れたら業者やメーカーに相談しよう 「取り扱いを間違うとケガするおそれ」注意喚起広まる
くわしい話を聞きました。警視庁がペットの熱中症の注意喚起 段階別の症状例や体の冷やし方をご紹介
覚えておきたい。そうめんが飲めるように胃袋に消えるという“冷麺風そうめん”を作ったら、「調理5分・食事3分」で消失した
そうめんは飲み物です。暑くなる前にエアコンの試運転を! 早めに修理等の手が打てるようシャープが呼びかけ
試運転方法の解説ページを、他社製品の分まで紹介するシャープさんかっこいい。トラブル回避のための「引越しやることリスト」 業者選び~引越し後に必要な手続きまで
市役所での手続きなど、まとめてできる作業もあるので、計画的に。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.