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「食堂車」模したレストランも 東京駅ナカに飲食施設が充実した新エリア「グランスタ東京」8月3日オープン

乗り換え時間がもっと楽しくなりそう。【訂正】

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 東京駅に、新たな駅ナカ商業施設「グランスタ東京」が2020年8月3日にオープンします。


「グランスタ東京」のイメージ

 グランスタ東京は、東京駅改札内の北通路と中央通路間のリニューアルによって誕生するJR東日本で最大規模の駅ナカ商業施設です。今回のオープンにより、既存の「グランスタ」とあわせて154店舗にもなる巨大商業エリアとなります。


北通路周辺の整備エリア

 当初は6月17日にオープン予定でしたが、昨今の情勢を受けて、66店舗のうち、コンビニエンスストアなどを除く54店舗のオープンが延期となっていました。

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 新たにオープンする66店のうち、レストランなどの飲食店は34店舗。駅ナカで“ハシゴ酒”を楽しめる「横丁エリア」、気品を感じさせるレトロな食堂車を再現した“鉄道レストラン”など、今までの駅ナカにはない珍しい形態の店舗も出店します。

食堂車を再現した「STATION RESTAURANT THE CENTRAL」

 食堂車両を再現したという、鉄道がテーマのレストラン「STATION RESTAURANT THE CENTRAL」。食堂車、ロビーカー、コンパートメント、テラスと車両をイメージした4つの異なるゾーンが設けられています。

 食堂車時代から80年以上受け継がれる独自製法のデミグラスソースを使用した「食堂長自慢のスペシャルハヤシライス」(税込2200円)など、オリジナルメニューが楽しめます。


「STATION RESTAURANT THE CENTRAL」の内観イメージ

「食堂長自慢のスペシャルハヤシライス」(2200円)

駅ナカで“ハシゴ酒”できちゃう「横丁エリア」

 横丁エリアには、手軽に餃子を楽しめる「東京ギョーザスタンド ウーロン」をはじめ、ビアバー、ウイスキーバーなど6店舗が出店。全店舗にスタンディングカウンターを設置し、駅であることを忘れてしまうかのように気軽にハシゴ酒を楽しめます。


「横丁エリア」

「東京ギョーザスタンド ウーロン」の「焼きギョーザ」(イートイン462円)

おみやげも充実、東京駅でしか手に入らない雑貨も

 ハンカチ専門店「OLD FASHIONED STORE TOKYO」では、歴代の山手線の車両をデザインした「green train」をはじめ、200種類以上のハンカチをラインアップしています。

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「green train」(1650円)

東京駅限定! “白い萩の月”が登場

 仙台銘菓「萩の月」で有名な「菓匠三全」が、東京駅に常設店舗としては初進出。東京駅限定の新商品として“白い萩の月”となる「萩の調 煌(こう)ホワイト」を発売します。白いカステラに白いカスタードクリームが包まれ、まるで光り輝くイメージで仕上げています。


東京駅限定「萩の調 煌 ホワイト」(4個入り800円~)

グランスタ東京オープンに合わせて新たなスペースも誕生

 JR東日本グループでは、「東京駅が、街になる」という「東京ステーションシティ」(Tokyo Station City)のコンセプトのもと、東京駅構内や駅周辺の整備を実施しています。


今回開業するエリア

 グランスタ東京のオープンにあわせて、東京駅の利便性向上も図られます。地下1階に新たな待合スペース「スクエア ゼロ」や新改札口「グランスタ地下北口」を設置するほか、改札内北通路の改良やバリアフリールートの増設も行われます。


待合スペース「スクエア ゼロ」

「グランスタ地下北口」

 グランスタ東京は「TRY NEW TOKYO ST.」(トライニュートーキョーステーション)をコンセプトに、東京駅利用者のニーズを満たす今までにない駅ナカ空間を創造しました。駅ナカ初登場の店舗や駅機能の充実により、待ち合わせや乗り換え時だけでなく、仕事や学校の帰りの時間をさらに楽しめるようになりそうです。

大泉勝彦

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【訂正2020年7月6日 10時】初出時、タイトルの一部に誤認による誤記がありました。お詫びして訂正いたします


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