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年上の男の部屋で過ごす夏休み、思い出すあの頃―― 漫画「男の部屋」にノスタルジーがあふれる(1/2 ページ)
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年上の男性の部屋で過ごす夏に、“あの部屋”を思い出す――ノスタルジックな漫画「男の部屋」が読者の心を掴んでいます。作者はTwitterやnoteで漫画を公開しているヤチナツ(@11yc4)さん。
一人暮らしの男性の部屋に泊まった主人公。昼から公園でビールを飲んで、汗だくで目が覚めて、一緒にDVDを見て……都会ながらも周辺に自然の多い家で、のどやかな夏休みを過ごしています。
夏休みと畳の匂いと煙草の匂いに、彼女はふと幼い日のことを思い出します。父と一緒にビデオを見て、髪を結んでもらって、洗濯物を干して――「あの部屋に遊びに来たみたい」。
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何気ないことから蘇る昔の記憶。日常の端々からリンクする“あのころ”にノスタルジーがあふれます。読んでいるだけでじわりと汗ばむ夏の暑さや畳の匂いを感じ、懐かしさと、なぜか切なさがこみ上げてくる……。主人公が父親と離れて暮らしていた事情は語られていませんが、それがまた想像力をかき立てます。
なんとも言えない雰囲気に引き込まれるお話に、読者からは「なにか言葉では言い表せない気持ちになりました」「とても良かったです。なぜか鼻の奥で三ツ矢サイダーとめんつゆの匂いがしました」「切ないような優しいような寂しいような温かいような。グッと引き込まれる生々しさが素敵」といったコメントが寄せられています。
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