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未開封「スーパーマリオブラザーズ」が1200万円 ソフト単体ではかつてない高額落札(1/2 ページ)

未開封「スーパーマリオブラザーズ」の落札競争は関係者が予想していた以上に盛り上がったそうです。

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 米ダラスのオークションハウス「Heritage Auctions(ヘリテージオークションズ)」はファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」が11万4000ドル(約1221万円)で落札されたと発表しました。

落札された「スーパーマリオブラザーズ」のソフト

 ゲームソフト単体では過去最高額に達したというこのソフトは、1985年に北米で発売されたファミコン「NES」版スーパーマリオブラザーズ。正確な名称は「Super Mario Bros. - Wata 9.4 A+ Sealed [Hangtab, 3 Code, Mid-Production], NES Nintendo 1985 USA」とされており、スーパーマリオブラザーズシリーズの第1作にあたる作品です。

 これまでになく高い価格が付いた理由は、未開封品であるだけでなく、パッケージ仕様が短期間しか生産されなかったものであるためです。こちらのパッケージはつり下げタブが付いた箱がフィルム包装されています。このことが、任天堂がソフトをフィルム包装するようになったあとの初期バージョンのパッケージであることを裏付けているとのこと(※)。

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※20時15分追記:当初「初期段階の生産」としていましたが、正しくは「フィルム包装への変更後の初期段階」でした。お詫びして訂正いたします

 ヘリテージオークションズの関係者は「白熱した落札競争になることはわかっていましたが、ストリーミング配信と電話での競売でこれほど盛り上がるとは思っていませんでした」と驚いていることを語りました。

 また、今回の競売品として、現存する10本以下の1本とされる「スーパーマリオブラザーズ3」初期生産版も登場し、3万8400ドル(約412万円)で落札されました。その他にマイク・タイソンが登場する「パンチアウト!!」や「魂斗羅」などいずれもNES版が出品され、2万ドル前後(約200万円)で落札されています。他作品と比較すると、ソフト単体で1200万円を超える価格で落札されたマリオシリーズ第一作の人気がうかがえます。

「スーパーマリオブラザーズ3」

(画像はHeritage Auctionsから)

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