「エヴァンゲリオン京都基地」のでっかい初号機に乗ってきた! 内覧会の様子をレポート
思ってた以上の大迫力。
東映太秦映画村で、エヴァンゲリオンに乗れるそうです。映画村で。エヴァンゲリオンに。太秦映画村かあ……小学生の頃に修学旅行で行ったなあ……。でもあそこって時代劇に出てくる建物ばっかりじゃなかったっけ? そこにエヴァ? なんで?
取り合わせが謎すぎて、一回聞いただけでは何が何だか不明……。なんでも8月1日からプレミアム先行体験としてお客さんを入れるんだそうで、聞けばその前に特別に中身を見せてもらえるとのこと。一体現地はどういうことになっているのか。先日関西に引っ越した強みを生かして、一足先にのぞきに行ってきました。京都駅から嵯峨野線に乗って太秦駅へ。太秦って京都駅から意外に距離があるな~もっと近いと思ってた~とボンヤリ電車に乗っていたら……。
今、なんかいたぞ!! つーかこれネタバレでは!? 電車の窓にいきなり現れた初号機に動揺しつつ、電車は太秦駅で停車。しかし太秦駅という名前ではあるものの、実は映画村の正面入り口に近いのはJR嵯峨野線の「太秦駅」ではなく、嵐電の「太秦広隆寺駅」の方。太秦駅から映画村にアクセスしようとすると、いわば裏口にあたる撮影所側入り口から入ることになってしまうのです(そちらからも映画村への入場自体は可能)。
ということで付近をプラプラ歩きつつ、映画村の敷地をぐるっと回って正面入り口を目指すことに。
敷地の周囲をぐるっと回り、映画村の駐車場の横を歩いていると……。
すでに駐車場から見えてるんですよね、初号機。というわけで正面入り口に到着。普通はここでチケットを買って入場するのです。
ということで時代劇ムード漂う村内を抜け、早速初号機と対面させてもらうことになったのですが……。
聞けばこの初号機は設定のおよそ8割程度の大きさだそうです。こんなにデカいのに8割……? とはいえエヴァは劇中で割と大きさが伸び縮みするため、厳密にサイズが決めにくいんだそうで、まあそうですよねという感じです。ちなみにこの半身像は肩の一番上までの高さが15メートルあるんだとか。デカいわけだわ。
それにしてもなんで映画村にエヴァが……という点も聞いてみたところ、実は映画村は「時代劇や映画のほかにも、アニメやヒーローなど日本のコンテンツを楽しめるテーマパーク」を目指しているのだとか。そのためには京都に立ち寄った観光客に気軽に入村してもらって、日本のコンテンツを幅広く楽しんでほしい。その第一歩として、初号機が映画村に建立されたのだそうです。なるほど、この初号機は国際的な京都の新名所を目指しているわけですね。
で、この巨大初号機周辺は正式には「エヴァンゲリオン京都基地」と名前がついております。京都に使徒の反応を探知したNERVは「第三新京都市支部」を設立、それに伴って太秦に建設されたのがこの新基地。さらに新しいパイロットを必要とするNERVは新規搭乗者の公募を決定。基地を訪れた人は内部で適性検査をされ、シンクロ率を測定して初号機エントリープラグへの登場テストを受けるという筋立てです。ということはおれがエヴァのパイロットになる可能性があるのか……参ったな……。
それではレッツ適性検査! 来場者は配られたIDカードに印刷されたQRコードを読み取り、全身をスキャンされます。ちなみにここでしゃべってくれるミサトさんのセリフなど、場内の音声は新録。手間かかってんな!
エントリープラグにたどり着くまでの階段には、パイロット適正心理検査や学科試験などが配置されており、行列に並んでいる時も間がもつようになってます。ちなみにこの適正心理検査は試験結果にも影響するので、待ち時間に是非ともやっておきましょう。
ということで初号機の背中に到着。景色は猛烈によく、遠くの方には京都タワーも見えています。で、いよいよエントリープラグに搭乗&適性検査! ここはフォトスポットになっており、コックピットに座った写真を自動で撮影してもらえます。ここでの検査が終了したら、階段を下って地上へ。
最後には、それまでの検査結果を踏まえたシンクロ率の発表が。残念ながらおれのシンクロ率は15.7%の丁種合格。エヴァに乗らなくてすんでホッとしたような、残念なような……。
ちなみに「やっぱ14歳に近かったりするとシンクロ率が上がったりするんですか」と担当の方に聞いてみたところ、「他の要素も見ています……」とのこと。詳しい判定の基準は秘密らしく、あんまり詳しく教えてくれませんでした。残念……!
せっかく初号機に乗ったからには、記念写真と一緒に自慢したいもの。ということで、エントリープラグに乗った状態以外にも、手のひらに乗ったところを遠隔操作で撮影してくれるカメラ、さらにお立ち台と専属のカメラマンさんも会場に配置! 合計3カ所(4種類)のフォトスポットで写真が撮れます。
そして撮った写真は村内の「NERV PHOTO」で購入可能。撮影した写真は、1枚目は1500円、2枚目以降は各500円で購入できるのです。1枚写真を買えば上の写真のクリアファイルがもらえ、さらに10月3日からは2枚以上買った人はブック型のアルバムに入った状態でもらえます。IDカードに印刷されているQRコードにアクセスすると画像データもダウンロード可能。「その場でTwitterに画像上げないと死ぬ~~~!!」というツイ廃のみなさまも安心ですね。
【追記】ブック形アルバムの配布開始日の情報を追記しました(7月31日)
さらに場内では限定イベントショータイムも。初号機が使徒に侵食され、LCLがバンバン噴射されてどえらいことになります。こちらの音声も全部新録だし、さらにコラボグッズのイラストも映画村のための描きおろし。なんつーか、やっぱ手間かかってんな!
ちなみにちょっと地味なポイントなんですが、初号機の胸から下が浸かってるこのLCL、赤い底面に透明な水を張っているのではなく、ちゃんと赤い色の液体が流し込まれているので、近くで見るとけっこうギョッとします。日常生活でここまで大量の赤い液体を目にすることがないので……。
これだけ遊べば喉も渇くし腹も減る……ということで、村内ではコラボグッズやコラボフードもいろいろと販売予定。LCLや初号機をイメージしたドリンク、さらに「NERVカレー初号機Ver.」という、紫色のカレーも食べられます。「どんな味だよ紫のカレーって……」とめちゃくちゃ気になったものの、この日は残念ながら提供しておらず。おれも行った人から感想を聞こうと思います。
この「エヴァンゲリオン京都基地」は、8月1日~8月16日までの毎日と、8月22日~9月27日までの土日祝の間、プレミアム先行体験という形で公開を決定。時間と人数を絞りつつ、限定版の参加特典付きで初号機に乗り込むことができます。現在8月16日までのチケットはすでに完売。8月22日~9月13日までのスケジュールのチケットが、8月4日までの販売期間で受付中となっています。新型コロナウイルスの影響もあって、来場者を絞っての先行体験が長めになっているのです。
そして、10月3日以降は一般入場者向けにグランドオープン! こちらに関しても10月の時点での状況を見つつなので変更の可能性はありますが、いずれはチケットの争奪戦なしで一般開放する予定とのこと。
京都の新名所として人気スポットになりそうです。とにかく「エヴァはデカいのでヤバい」「あと、これがポンと置ける映画村は広い」というのを身を以て体感できるエヴァンゲリオン京都基地。修学旅行以来、映画村に行ってないな……という人も、是非とも京都まで足を伸ばしてみてはどうでしょうか。
関連記事
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.