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新型コロナ対策に“うがい薬”が有効? → フリマアプリで「イソジン」など出品相次ぐ 違法出品や無関係な商品に注意(1/2 ページ)

「第三類医薬品」の無許可販売は違法です。

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 大阪府の吉村知事が、「新型コロナウイルス対策に“うがい薬”が有効」と発表したことを受け、フリマアプリでは「イソジン」などのうがい薬が多数出品される事態となっています。しかし、中には今回「有効」と発表された「ポビドンヨード(PVP-I)」を含んでいないものもあるほか、無許可での販売が禁止されている「第三類医薬品」に相当するものも含まれており注意が必要です。

大量に出品されたうがい薬(メルカリより)

 試しにフリマアプリ「メルカリ」で、「イソジン」「うがい薬」などで検索してみると、8月4日20時現在、非常に多くの関連商品が出品されているのを確認することができます。

 落札価格は1商品あたり2000円~6000円ほどで(定価の約1.5~4.5倍)、特に多いのは、ムンディファーマの「イソジンクリアうがい薬」、第一三共ヘルスケアの「ルルうがい薬a」、興和の「新コルゲンコーワうがいぐすり『ワンプッシュ』」など。これらは「指定医薬部外品」なので販売自体は問題ありませんが、成分にポビドンヨードを含んでいないため、今回の発表とは実質“無関係”の商品ということになります。一方、ポビドンヨードを含む「イソジンうがい薬」や「イソジン のどフレッシュ」などの出品もみられましたが、こちらは「第三類医薬品」にあたり、薬剤師または登録販売者しか本来は販売できないもの。もちろん、メルカリの規約でも第三類医薬品の出品は禁止されています。

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ポビドンヨードを含む「イソジンうがい薬」(左)と、ポビドンヨードを含まない「イソジンクリアうがい薬」(右)

 こうした状況を受け、Twitterなどでは買わないように注意を呼びかける動きも。一方で、今回の「うがい薬が有効」との発表内容自体に疑問を呈する専門家もみられ、市民の間には混乱が広がっています。またイソジンの公式サイトは発表直後から、アクセス集中のためかつながりにくい状態が現在まで続いています。

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