ニュース

おかえり箱根登山電車! 飲んで食べて、祝う 9カ月ぶりに復旧した「新しい箱根」の旅【漫画】やすこーんの「くらしの鉄道」(4/4 ページ)

「おんな鉄道ひとり旅」をゆるーく楽しく提唱し続ける著者によるほんわか旅行記、箱根の漫画も1話丸ごと特別公開。一緒にどうぞ~。

advertisement
前のページへ |       

「週末温泉特急」に乗って、温泉と景色、おいしい食べ物を堪能!

 2020年7月現在、箱根ラリック美術館のカフェ「ル・トラン」は換気のために1時間ずつ時間を空けて営業しているようです。予約はできないので、当日、電話確認をおすすめします。「ガーデンレイルカフェ」は営業日が少ないので、Webサイトなどでご確認ください。

 さて、強羅から大平台駅へ。共同浴場の大平台温泉「姫之湯」に来ました。こちらは温泉ソムリエマスターとしてもおすすめの、源泉かけ流しの温泉です。


外観も内装も趣がある大平台温泉「姫之湯」

 丸い湯船をぐるりと取り囲むような八角形の洗い場。お湯は43~44度と大変熱く、入る際は、ビリビリという表現がぴったりです。

advertisement

 湯船につかっていると、時々「キィーキィー」という車輪の軋む音が聞こえてきます。はぁ~、しみじみ、いいですねぇ。

 そして再び箱根登山電車に乗車。何げなく隣のボックス席に目をやると、何ということでしょう……!


栗原景さんと私(多少かわいく加工してあります)マスクは直前に取りました

 そこには、あの雨男で有名(関連記事)な鉄道フォトライターの栗原景さんが座っておられました。連載第3回「あぁ懐かしのいい旅チャレンジ20000km」でお世話になりましたが……箱根に来てたんかーい!(←心の声)

 天気予報が外れた理由がこれで分かりました。


からかわれているかのように、最後のスイッチバックで青空が

 2020年7月現在、感染症対策で、飲食店では密にならないよう人数制限をしたり、特急ロマンスカーの車内販売でもまずテーブルをアルコール消毒してからサーブしていたりと、当分はこれまでとは違う意識と行動を求められますが、旅はやっぱりいいものです。

advertisement

 「週末温泉特急」に乗って、温泉と景色、おいしい食べ物、そして箱根登山鉄道を堪能する旅。機会がありましたら、ぜひ訪れてみてください。


小涌谷駅に停車するモハ2形108号と3000形

3000形「アレグラ号」

あじさい電車(2018年)

やすこーん(YASCORN)

漫画家&文筆家 西荻窪在住。日本大学芸術学部美術学科卒。好きなもの→鉄道・船・駅弁・駅そば・酒・温泉など旅に関するもの全部。あとプログレッシブ・ロック。温泉ソムリエマスター、温泉観光士取得。小学館の児童誌でデビューして30年。キャラクターデザイン、シナリオ制作、ワークショップなども。音楽ユニットY&M☆Oは活動休止中。東洋経済オンライン「漫画家やすこーんの鉄道漫遊記」、ハルメクWEB「食べすぎ鉄道ひとり旅」、ロボスタで4コマ漫画「ロボクン」連載。著書は「おんな鉄道ひとり旅」2巻(小学館)、「メシ鉄!!!」1〜3巻(集英社 電書のみ)、「GOGO♪たまごっち!」シリーズ(小学館 電書も全15巻発売)、「のぞみ、出発進行!!」(小学館ジュニア文庫)他。公式サイト:yascorn.com、最新情報はTwitter:yascorn


箱根登山電車 全線運転再開「ワクワクが、帰ってきた。」
前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.