コロナのせいで単身赴任中のお父さんに会いに行けない……気丈にふるまう子どもを描いた漫画に涙腺が崩壊
少しずつ元気になろう。
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響で単身赴任中のお父さんに会いに行けなくなった家族のお話が「かよポン」さんのブログ「おじゃったもんせ双子**笑いと涙の双子育児**」に掲載されています。
のんびりマイペースだが決めるときは決める「洋くん」と、真面目だけど家では天然でとっても優しい「海ちゃん」、小学5年生の男女の双子を育てる「かよポン」さん。6月から単身赴任をしているお父さんのところへ、7月の連休に遊びに行く計画を立てていました。
お父さんのいない生活に慣れてきつつあった子どもたちですが、やはり会いたい気持ちは強く、ときどきカレンダーを見ては、連休までの日数を数えて、お父さんに会える日を心待ちにしていたのです。
しかし7月に入りショックな連絡が……。全国的に感染が広がりつつある現状に鑑みて、お父さんの会社から往来自粛要請が出てしまったのです。
お父さんに会うことをとても楽しみしている子どもたちにはとても言えない……そう思ったかよポンさんでしたが、数日後の休日に意を決して伝えました。
その話を聞いた海ちゃんは、何も言わずにただポロポロと涙をこぼし……洋くんは「オレは……テレビ電話で話せればいいよ……」と一言……。お父さんが単身赴任になって寂しい気持ちを我慢して、会える日を楽しみに前向きに頑張っていた2人の健気な姿にかよポンさんは強く「会わせてあげたかった」と思います。
こんなときは泣いて泣いて、たくさん泣いて悲しみ切るしかない……かよポンさんは泣き続ける海ちゃんの背中を優しくさするのでした。
海ちゃんはお父さんやかよポンさんの気持ちを考えてか、気丈にふるまっています。そこは良いところだけど、もっとワガママや文句を言ってもいいんだよ……と思うかよポンさん。そしてご主人に会えなくて寂しくて悲しいのはかよポンさんも同じ……「コロナのバッキャロー!!!」と思いっきり心の丈を叫びます。そう、誰が悪いのではなく、すべてはコロナのせいなのです。
驚く海ちゃんを尻目に洋くんも「クソコロナー!」とすぐに乗っかって叫びます。涙こそ見せないけれど、洋くんも心からガッカリしているのに間違いはありません、その思いも叫びに変えて、スッキリと発散です! 控えめな海ちゃんは小さな声で「コ、コロナのバカぁ」と照れながらも口に出し、少しだけスッキリした様子。
海ちゃんはその後……赴任前にお父さんが「○○(赴任先)は近いぞ、いつでも来れるぞ」と書き残したメモを見ながら「来れないじゃん」と小さくグチを言ったり、少しずつ発散できているようです。よかった……!
また、“学校では辛いことなどは話したくない”と言っていた海ちゃんが、なんとこの話を親友にしたとのこと。お友達は洋くんが学校で書いた短冊「お父さんが早く帰ってきますように」を見て、何かあったのかと心配してくれていたそう。「いっしょに悲しんで、怒ってくれた、話してよかった」海ちゃんはそう話していたそうです。
かよポンさんのお宅のように、単身赴任中の家族に会えない状況の方もきっと全国にたくさんいらっしゃることでしょう。その悲しみやさみしさ、怒りや憤り……でも誰かのせいじゃないからぶつける場所がなく、それが心に溜まってしまいがちになりますね。かよポンさんは「発散していい人と、発散していい場所で。すぐには元気になれないけれど、少しずつだったら元気になれる」と結んで、発散することの大事さを語っています。
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