うそ、だろ、なんじゃこりゃあああ! あの「プリウス」をまさかのキャンピングカーに魔改造(1/2 ページ)
初見の後載せ異物感すごい。でも、超いい……!
海外の著名YouTubeチャンネル・TechZoneの動画で、皆さんおなじみ「プリウス」をまさかのキャンピングカーにしてしまったというブッ飛びマシンが取り上げられています。
こちらはいろいろなぶっ飛びキャンピングカーを集めた動画の1コマなのですが、見慣れたクルマのはずなのに、「ん? はぁぁ?」と二度見、三度見してしまう違和感と存在感に目が釘付け。何だこれは……!?
一世代前の30系プリウスをベースに、ニュルンとした大きな物体が覆い被さっているような大胆なスタイルです。前から見ると確かにプリウスで「積もった雪乗せたまま走っちゃってるクルマ感」といいますか、冬場のスキー用ルーフボックスを乗せたくらいの感じですが、サイドとリアのプリウスらしからぬ巨大感がハンパないです……。
しかし、よく見るとプリウスのボディーに合わせてキャビンが丁寧に流線形に仕上げられています。緻密に設計された完成度の高さが伺えます。
そして車内が広い。トラックやバンをベースにした本格キャンピングカーのようなキッチンなどの設備こそはありませんが、大人が4~5人乗っても十分に寝られ、車内で立って着替えられるくらいスペースが確保されています。ほほほーあらためて見てもめっちゃ広くてわくわくします。サンルーフもあって寝心地よさそうです。
この映像、よく見たら日本で撮られている……? 調査してみると、このプリウスキャンピングカーは、長野県のキャンピングカー専門ショップ・かーいんてりあ高橋さんが製作し、展示会に出展していた「Relax Cabin」という車両でした。
実際に販売されており、車両持ち込み改造費価格で240万円(税別)からオーダーを受け付けています。
キャンピングカーのベースとしては少々イレギュラーなプリウスを選んだのは、「家族4~5人で安全に移動できて全員が足を伸ばしてゆっくり眠れる、その上燃費も良く、車両サイズも普通乗用車と同じで街乗りにも使える」という理由だそう。なるほど、理由を知ると日本で楽しむには確かに良いことづくめなように思えます。
車体サイズは4980(全長)×1745(幅)×2110(高さ)ミリ。全長と全高はトヨタ・ハイエース バンのワイドボディ/ミドルルーフモデルと同じくらい。キャビンの分、高さは増えますが、よくある立体駐車場の高さ制限2.1~2.2メートルあたりも計算した値と思われます。
乗用車と変わらない取り回し、プリウスの燃費性能や外部電源が使える仕様、そしてリアハッチの取り外しのみで車両としての剛性を失わない(元のボディーをカットしない)設計など、注目度抜群の奇抜なスタイルとは裏腹に、極めてよく考え抜かれた合理的な新世代キャンピングカーなのでした。車中泊用にカンペキかも……。
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