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NHK「ヱヴァ:破」放送でミサト「行きなさいシンジくん!」話題に 11年越しで語られる「言質取った」「忘れるなよ」(1/2 ページ)

無料公開中のニコニコも大盛りあがり。

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 NHKが8月26日から、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズ3作(以下「序」「破」「Q」)を3夜連続で放送しています。8月27日は2作目にあたる「破」が放送されたのですが、終盤に出てくるミサトのせりふ「行きなさいシンジくん!」が今になり再度注目を集めているもよう。今見ると味わい深すぎる言葉だぁ……。

屈指の名せりふである(画像はYouTubeから

※本記事は、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」やテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のネタバレを含みます。特に「Q」は視聴済みであることを前提としているため、未視聴の場合意味が分からない部分が多数あると思われます。未視聴の方は28日放送のNHKや無料公開中のニコニコでの視聴後などにご覧ください。

 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は、1995年~1996年に放送されたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を元にした作品。1作目「序」が2007年9月に公開され、2作目「破」は2009年6月に、「Q」は2012年11月に公開されました。「序」はまさに正当なリメイク作品といった作風で、随所に異なる展開がありながらも大筋はテレビアニメ版をなぞった展開となっています。

 「破」終盤、ヒロインの1人「綾波レイ」が絶体絶命の危機を迎え、ここまでの展開で心が折れ切っていた主人公の「碇シンジ」が奮起。再度エヴァ初号機に乗り込み、綾波救出のためヒトの域を超えて人類の敵「使徒」に立ち向かいます。

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 しかし、ヒトの域を超えた戦闘は、極めて危険なものでした。エヴァの開発責任者である「赤木リツコ」は呼びかけます。「止めなさいシンジくん! ヒトに戻れなくなる!!」。しかし、シンジは止まりません。ヒトであることを辞め、世界が壊れる覚悟で使徒に立ち向かいます。

 そのとき、戦術作戦部作戦局第一課の課長である「葛城ミサト」が、叫びました。

行きなさいシンジくん! 誰かのためじゃない! あなた自身の願いのために!!

 本来であればリツコと同じく、止めなければならない立場であるミサト。しかし、ただシンジのためだけに、自らの処遇も顧みず放たれたこの言葉は、声優の三石琴乃さんの演技も合わさった作中屈指の名シーンです。熱い。あまりにも熱い叫びです。

 ……そんな熱い叫びなのにさー……なんで! どうして「Q」で!! あんな……あんなこと……お前ー! おまっ、お前お前! お前ー!! コラァーッ!!!

 ……という感じの声が、Twitterなどであふれてしまいました。今となっては「Q」の展開を知っている人が多く、さらにNHKでは連続で見ることになるため、この落差に注目が集まってしまったもよう。

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 特に漫画家の平野耕太さんによる、「シンジ君『聞きました!?聞きましたよね!皆さん!全国の皆さん!いまミサトさん『行きなさいシンジ君』って言いましたよね!絶対言いましたよね!それなのにですよ!皆さん!あの人はですね!Qであの仕打ち!あの仕打ちですよ!こんなことが許されていいんでしょうか!ねえ!』」という大泉洋さんで脳内再生されそうなツイートは、1万RT以上される人気となっています。

 また、8月1日から31日までニコニコ動画ではプレミアム会員限定で新劇場版3作が無料公開されており、このシーンのコメントは大盛りあがり。「●REC」「忘れるなよ」「は?」「言ったな?」「ここ録画して14年後の世界に流せよ」「問題発言」「この野郎……」「まじで名言、なお」など視聴者のシンクロ率が上がり過ぎなコメントが多数寄せられています。

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 しかし、中には「Q」を見た上でこのせりふは順当とするミサト擁護の声もあり、その解釈はまさに混迷を極めています。果たして最終的にこのミサトのせりふはエヴァファンたちからいったいどのように評価されることになるのか、完結編の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が楽しみですね。……公開いつかなー……。

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