「ライブハウスにまた行きたい」 思いがつまった漫画が、行けずに苦しい今だから染みる(1/2 ページ)
気兼ねなくライブハウスで音楽が聴ける日がまた戻ってきますように。
ライブハウスに行きたい思いを込めて描いたオムニバス漫画が、音楽とライブハウスへの愛であふれていて感動的です。作者はTwitterにライブレポイラストを投稿しているみかん少佐(@nonacs_nolife)さん。
ライブハウスというと、ハードロックでフロアが波打つような派手なバンドばかりが出るのではないかと思っている人も多いかもしれません。最初の漫画の主人公も、初めはそう思っていました。しかしライブハウスに通うようになってからは、小さめの会場でゆったりとした音楽を体に染み込ませるような時間が大好きで、「明日も仕事がんばろ!」と、活力をもらって帰るようになっていました。
ライブハウスではスタッフや他のお客さんとの距離感が近いこともあって、たくさんの優しさに触れることもあります。突然具合が悪くなり廊下で座り込んでしまった際には、スタッフがお水を差し入れてくれたり、他のお客さんが見やすい席を譲ってくれたりする場面も。2人目の主人公は「この優しい場所にいつか恩返しがしたい」と、目に涙を浮かべるのでした。
ライブハウスや音楽は、人の生き方まで変えてしまうこともあります。往年のミュージシャンのライブで自分よりもずっと年上の人たちがすごくいい顔で楽しんでいるのを見れば、老いることが楽しみになり。死に方を探していた日に出会った音楽はやがて生活の一部になって、初めて行ったライブの感動が生き続ける力になったりもします。
「ライブハウスでは小さくともいろいろな変革が起きている」とラストで伝えるこの漫画に、読者から感動の声が多数届いています。またライブハウスの関係者からも「全部ライブハウスあるある」「日々の活力の一部にライブハウスがなれていたらうれしい」など漫画に対する感謝の声も。一日も早く以前のようにライブハウスで音楽が聞ける日がきますように!
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