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テレ朝「スーパーJチャンネル」にBPOが放送倫理違反を認める 一般人装った取材対象がディレクターの知人だった
匿名の情報提供によって判明しました。
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放送倫理検証委員会(BPO)が9月2日、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」で放送倫理違反があったことを発表しました。2019年3月15日に放送されたスーパーの買い物客特集で、取材した一般客が実際には番組ディレクターの知人だったということです。
BPOはこの特集において、「取材の過程が適切とは言い難い」「内容においても、本来ならその場に現れるはずのない『客』を偶然を装って登場させたという点で正確ではなく、公正さを欠いていた」とコメント。放送倫理違反があったと判断したとしています。
この問題は、放送から約7カ月が経過した2019年10月、テレビ朝日に匿名の詳細な情報提供があったことから発覚したもの。テレビ朝日は、同月に「極めて不適切な演出があった」として謝罪しています。
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BPOでは、番組の内容や調査経過、テレビ朝日の再発防止策などについて詳しく資料でまとめています。
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