「遺書はありません」 三浦春馬さん、四十九日を所属事務所が報告 ノートに“自死の動機や原因と結びつく内容”もなし
四十九日の間にあった憶測記事や誹謗中傷を受け、所属事務所が事実を説明しました。
7月18日に逝去した三浦春馬さんの四十九日を迎えた9月4日、所属事務所の「アミューズ」は公式サイトを通じて、現時点で把握したいきさつ、確認した情報を公表しました。
公式サイトでは「2020年7月18日に三浦春馬 (享年30歳) が旅立ってから、本日 四十九日を迎えました」とし、葬儀については親族と相談の上、密葬で執り行われたことを報告しています。
三浦さんが亡くなった日については、午後から予定されていた仕事に向かうため、約束の時間に担当マネージャーが自宅へ迎えに行き、インターホンを鳴らしても応答がなく、管理会社に連絡して鍵を開けて入室すると「すでに意識のない状態でした」と説明。その後、マネージャーが応急手当をするとともに、すぐに警察と救急に連絡し、三浦さんが病院に搬送された後、14時10分に永眠したことを報告。
一部報道で「撮影現場に本人が現れないため、マネージャーが不審に思い自宅に確認に行った」などと報じられたことについては、「仕事の際にはマネージャーが送迎しておりますので、そのような事実はございません」と否定しています。
また、警察による現場及び時間経過の検証の結果、事件性は確認されず、検視の結果から死因は自死であるとの報告を受けたことを説明。また、遺書の存在については「本人が日頃から役作りなど様々な思いを綴ったノートは自宅から発見されましたが、遺書はありませんでした」と否定し、ノートの内容については「自死の動機や原因と直接結びつくような内容はなく、また、ファンの皆さま、スタッフ、アーティスト仲間などへ遺した文章や、遺書なども結果として見つかっておりません」と公表しました。
さらに、仕事の進め方については、出演のオファーをされた時点で、スケジュールや作品の持つ意味合い、本人の思いなども含め、都度本人と担当マネージャーとの間で丁寧に話し合いながら進めていたと説明。一部報道に「留学を中止して帰国するようにマネージャーが指示した」といった内容の記事があったことについては「そのような事実はございません」と否定しています。
この他、三浦さんの作品に関しても報告。未公開のものに関しては、関係者と協議を重ね、放送と公開に向けて調整中とし、過去の出演作品の映像化に関しては、関係各所と検討を進める方針としています。
特に、ファンから多数要望が寄せられたブロードウェイミュージカル「キンキーブーツ」の映像化に関しては、「権利の問題で全編映像化は叶わなかったものの、ブロードウェイサイドの皆さまのご厚意で、15分程度の特別映像を後日アップさせていただく事となりました」と発表。
なお、三浦さんに関する「アミューズ」の全ての利益は、「三浦春馬基金(仮称)」を2020年内に立ち上げ、本人の遺志を継ぎこれまで携わってきた「Act Against AIDS(現ACT AGAINST ANYTHING)」の活動を通し、ラオフレンズ小児病院を始めとする、あらゆる困難に立ち向かう人々への寄付・支援に充てることを伝えました。
三浦さんのお別れ会については2020年内の実施を予定しており、日程や方法について詳細が決まり次第発表することを報告しています。
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